221 ページ44
『でも、さっきの仮説が本当なら私が怪我をしたら来るはずだから…』
爆「だからって包丁取り出して自分を刺そうとする馬鹿がいるか！？痛けりゃあちびっちゃい怪我でも呼び出せんだろうが！！」
『あ、確かに！！』
流石勝己だ…！と思っているとふんっ！と顔を背ける。包丁を置いてきた出久が戻ってくる。
『んー、痛いけどちっちゃい怪我……』
皆でうーんと首を捻りながら考える。
切「あ、じゃあ紙で手を切るとかは？」
緑「怪我の痛さがさっきとは違うからそれは、だめだと思う…」
出久の言葉でもっとうーんと首を捻る。
『(痛いけど……ちっちゃい怪我……あっ！)』
私は、皆に向けて手を広げる。
「「「？」」」
『皆で私の事殴って！』
「「「……え？／は？／お？」」」
『ほら遠慮せず！誰からいく？私は、誰からでもいいよ！』
ほれほれ！と殴られるのを待っていると待って！？と皆が驚いた顔で詰め寄る。
緑「確かに殴れば痛いし…もしかしたらこっちの世界に来るかもしれないけど…」
切「流石に……」
瀬「女の子だしねー…」
『えー、そんなの気にしなくていいのに。』
じゃあ誰に殴ってもらおうかな…と考えていると今まで黙っていたグリムが声をあげる。
グ「俺様が殴ってやるゾ！！」
『んー、グリムはだめ。』
グ「なんでだゾ！？」
『だってグリム力弱いじゃん。』
グ「ぬっ！！……ひ、否定出来ないんだゾ……」
あははっと笑って先程のように誰が殴るか聞く。
上「俺ヤダ！！！流石に無理！！！！」
瀬「俺もちょっと、無理かなー…」
切「……お、俺も…」
『えーー、んじゃ出久達は？』
緑「ぼ、僕！？僕は……ちょっと……琴葉ちゃんを傷つけるのは…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 61人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こちゃ(プロフ) - るんたさん» コメントありがとうございます🙇🏻♀️頑張りますので楽しみに待っていてください！ (2022年1月31日 17時) (
レス) id: a09aa44707 (このIDを非表示/違反報告)
るんた(プロフ) - ゆっくり更新してくださるの楽しみにして待ってます (2022年1月31日 13時) (レス) id: def87513b7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こちゃ | 作成日時：2021年12月2日 16時
