3-思イツキ ページ5
嗚呼ホント、
吐き気がする。
綾「キヨー、昨日のテレビ見た?」
キ「あ、あー...みたみた」
綾「絶対嘘でしょ」
こ「昨日は俺たちとゲームしてたもんな」
キ「ちょ、こーすけ!」
綾「やっぱりー!」
フ「まあまあ、キヨ帰りまで覚えてたし」
ヒ「まあ、ゲームしてたら忘れるよー」
季節は夏から秋へと移り変わろうとしているある日。
私は廊下の方に一度目を向けた。
廊下からきこえる学校中で人気の4人組。
キヨ、フジ、ヒラ、こーすけ。
と、会話をしている真山綾。
「...はあ...」
誰にも聞こえないように小さく息を吐く。
気持ち悪い会話を教室の近くでしないでほしい。
私の席は窓側、一番後ろの席。
廊下から離れたところとはいえ
声は嫌でも耳に入ってくる。
あ、因みに言っとくけど
私が気持ち悪いって言ったのは4人の男の方じゃなくて
・
・
・
・
真山綾の方。
綾とヒラは同じクラス、そして
5人とは中学が同じ。
だけど、私はあいつ、綾が嫌い。
『ホント、私あいつ嫌い...」
ふと、
私の席の前に座っていた1人の女の子が廊下の方を見ながら
ポツリと呟いた。
その子が嫌いと言ったのは
綾。
その言葉にも驚いたが、もっと驚いたのは
席の周りにいた他の、数人の女子が
その言葉に全員が同調したこと。
その言動には流石の私も驚いた。
だって、私と同じ子がこんなにいるとは思ってなかったから。
「どうして嫌いなの?」
純粋に理由が知りたくて私は穏やかにそう尋ねた。
『だってさ、対して可愛くもないのに
キヨ君たちとあんな風にベッタリして...
腹立つ...」
まあそんなことだろうとは思ってたよ。
『しかも、この前
自分は特別だからー、とか言ってたみたいだよ!」
『うわ、なにそれ、うざ」
『ホント、調子乗ってる」
そしてその時思った。
これは、使えるかもしれないと。
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琴葉(プロフ) - 千隼さん» ありがとうございます! (2017年8月22日 17時) (レス) id: 09fb478258 (このIDを非表示/違反報告)
千隼 - 応援してます (2017年8月22日 17時) (レス) id: 421a1d47af (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - yuumi◎さん» そうなんですか!?すごく嬉しいです!!頑張ります、ありがとうございます (2017年7月22日 16時) (レス) id: bfd3f54ffc (このIDを非表示/違反報告)
yuumi◎ - 一気に読んじゃいました!この先どうなっちゃうのー?!主人公にはどんな考えがあるのー?!更新楽しみに待ってます!!頑張ってください!!! (2017年7月21日 23時) (レス) id: 42ff257e12 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - シオレさん» 指摘ありがとうございます!私的にはわざとだったんですけどやっぱり違和感感じますよね...貴重なご意見ありがとうございました、変えておきます! (2017年7月1日 16時) (レス) id: bfd3f54ffc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琴葉 | 作成日時:2017年5月31日 22時