私のヒーローアカデミア (ページ10)

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見上げるほどの扉の前で、他の受験生達と準備運動をしながら待機する。

『仮想敵…どうやって倒そうかな』

そう考えながら準備運動をしていると隣にいた手とか口がいっぱいついてるガタイのいい男の子がハンカチを落としていた。そのハンカチを持ってその男の子に声をかける。

『あの！』

？｢なんだ？｣

『このハンカチ…貴方のですよね？』

？｢？！あぁ、俺のだ。拾ってくれたみたいだな、ありがとう｣

『どういたしまして！じゃあ、お互い試験頑張ろうね！またね〜』

そう言い私は、その場を去っていく。

？「はい。スタート。」

この声は…消太さん！！あ、スタートって、行かないと！！急げ！！

私一人だけ走っていく。

？「カウントなんてないぞ。実践においてそんなもの合理的じゃないしな…」

｢まじかよ？！！急げ！！｣

｢ちょっ、、押すなよ！！｣

｢早く倒さないと…！｣

そう言い皆が私の後に続いていく。

・

『んー、ざっとこんなもんかな！！』

一通りの仮想敵は、倒した。

多分これぐらい倒せば合格できるし、でもあと試験時間数分だし、ちらほらいる仮想敵倒そうかな！

そう気合いを入れ直したらいきなりズゥーン！！と不穏な響きを起こしながら、0ptの仮想敵が現れた。

他の受験生達は、ひざし兄の忠告通りに逃げている。

『これは、私も流石に…って、え？』

0ptの仮想敵の足元に服だけが見える女の子がいた。
私は、すぐにその子の近くに行く。

『大丈夫ですか？！』

？｢痛っ…危ないから、貴方も逃げた方が…｣

『何言ってるの！貴方も一緒に逃げるの！！いい？私に捕まってて！』

？｢…！うん…！ありがとう…｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

私は、透明の女の子をおんぶして仮想敵の前に立つ。

｢君！危ないからその子を連れて逃げろ！！｣

｢お前…！！さっきの！！｣

｢早く逃げねぇと…！｣

『大丈夫、私を信じて』ﾆｺｯ

？｢うん…！｣

私は、助走をつけて飛ぶ。

『''ゴメイサマ・リリアン''』

ﾋﾞｭﾝｯ！！

私が唱えた瞬間、5つの剣が私の前に並び始め仮想敵に飛ばす。

ｺﾞﾝｯｺﾞﾝｯ

少しずつ仮想敵が崩れていったと同時に試験終了の合図がでた。

私は、上手く着地をし女の子をおろして治癒を始める。

『大丈夫？今、怪我治すから。…''治癒''』

ﾊﾟｧｧｧ

？｢凄い…怪我が治ってきてる…！｣