私のヒーローアカデミア (ページ45)

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切島side

琴葉が紫髪の奴に腕を掴まれて絡まれていた

助けに行かねぇと…！！と思ったら昼の時の琴葉のダチ、たしか物間って言ってたな。

そいつが紫髪の奴の手を振り払った

？｢なんだよお前、いきなり現れて手振り払って。

やっぱりヒーロー科は、こんなのしか居ないのか？｣

は？何言ってんだこいつ。

琴葉、あきらかに困ってただろ…！だから物間は、それを見つけて助けたんだろ！！

物｢お前さ、琴葉が困ってんの見えないの？｣

？｢は？｣

その瞬間、物間の眼が昼話していた時とは違う眼をしていた

好きなやつを傷つけられたような眼を…

物｢だから、困ってんのが見えねぇのかって言ってんだよ。｣

声がさっきより低くなり、俺達は体がビクッと震えた

『えっと…物間くん！あの、私は、大丈夫だから…！あんまり怒らないで、ね…？』

と琴葉が物間を宥めた

物｢…分かった。行こう、琴葉｣

そう言い琴葉を引っ張って、人だかりから抜ける

そのまま帰ると思ったが1回俺達の方向を向き、

物｢あ、一つ。

今度琴葉に何かしたらぶっ殺すから覚えとけ。｣

物間の青灰色の目がギラン…と開き、俺達を睨みつける

｢…ｯ、、｣

周りを見ると上鳴も瀬呂も驚いた顔で下を俯いていた

少し顔をあげると物間と目が合ったがすぐに目を逸らし、俯いた

そしたら物間と琴葉が帰って行った

皆気が抜けたように倒れていく

上｢はぁ…怖い…何あれ、｣

瀬｢大丈夫か？｣

上｢大丈夫な訳ないでしょ！！

何あれ！めっちゃ怖かったんだけど！！｣

｢…｣

瀬｢切島？｣

｢あ、お、おう！！大丈夫だ！｣

上｢え？ほんとに大丈夫？もしかして怖くてチビった？｣

｢は？！そんな訳ねぇだろ！！笑｣

全然…漢らしくねぇ……

中学の頃と全然変わってねぇじゃねえかよ…

中学の頃と同じことを起こさないように鍛えて雄英に入って髪も染めて…

なんで…！！俺は…！！