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21話 ページ22
ウイーンと音がし、自動ドアが開く。私はそのドアを通り抜け荒船さんのところに向かう。
「まー初めてにしてはいい方だったんじゃないか？」
「まあーね。」
私は自慢げに荒船さんに話したが荒船さんの答えは褒め言葉ではなかった。
「良かったなトリオンが多くて。まあ俺は30秒だったな。」
「むぅ？」
私は荒船さんに口を抑えられて変な声が出てしまった。それに、私より遥かに格上の相手ということが信じられない。
「まあ冗談だ。初めてにしてはいいんじゃないか？」
「舐めてんの？！」
私はニコニコ笑う荒船さんに遥かに高い身長に向けて睨みを利かした。
「そんな戦い方じゃあB級になって苦労するぞ。」
荒船さんは面白い人だ。優しい音はしていないが、力強い音がしている。安心出来るような音だ。
私はそんな荒船さんが……という少女漫画のような展開はない。諦めてくれ。
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見事 - とても面白かったです！これからも更新、楽しみにしてます！ (2021年10月14日 19時) (
レス) @page26 id: 82401fca7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月宵 時翠（ルナサ） | 作成日時：2021年9月3日 15時
