第二話 ページ3
「ー針山は特に問題なし」
閻魔大王第一補佐官、鬼灯は呟いた
「不喜処はどうですか？」
隣を歩く獄卒にそう訪ねる
「従業員不足ですねぇー」
どこもかしくもそればかりでため息をつきたくなる鬼灯
「鬼灯様ァーー」
そんな鬼灯に、地獄のチップとデールのうちの一人、唐瓜が駆け寄ってくる
「天国の桃源郷から人材貸し出しの要請が…」
どうやら先程閻魔大王に報告しようとしていた要請書らしい
「天国の世話までしてられませんよ」
しかし今地獄は忙しさがピークに近い
そんなときに人材貸し出しなど断るのは当然のコトだった
「オイ、今こっちの相談してんだぞ、割り込むなよ」
そこへ、もとから居た獄卒が唐瓜にそう愚痴をこぼす
「どうせ、あのアホ(閻魔大王)が面倒だからって、私に相談しろとでも言ったんでしょう」
「今さらっとアホって言った？」
当たり前のように自分の上司をアホ呼ばわりする鬼灯に、獄卒が疑問に思う
「桃源郷ですか…まぁよくも、罪人もいないのにヌケヌケと…
ゆったりたっぷりのんびりしているくせに…」
「何でもかんでも私に回してくる」
ｸﾞﾁｸﾞﾁと鬼灯が天国に文句を言う
それだけ彼も忙しさに振り回されているようだ
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- 恋愛運: ★★★☆☆
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はっくん - 面白いです！頑張ってください！ (2019年5月18日 19時) (
レス) id: 4bff800c1b (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ(プロフ) - とっても面白いです！これからも更新頑張ってください！！次のお話楽しみにしています！ (2017年7月25日 21時) (レス) id: 11d9b49515 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - ガンバ (2016年4月3日 15時) (レス) id: 3917961190 (このIDを非表示/違反報告)
怪目百鬼 - めっちゃ面白いです(≧〜≦))これからも更新頑張ってください！ (2015年12月15日 21時) (携帯から) (レス) id: 19044fb9c1 (このIDを非表示/違反報告)
ザック - なんだろう。泣けてきた。 (2015年12月4日 19時) (レス) id: a79adc8735 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こっちゃん | 作成日時：2015年11月21日 23時
