第7話 ページ7
祐也side
目が覚めた。
僕は今まで寝てたのか。
とっても眩しい。目がチカチカする。
なにこれ、なんか、口についてる。
いやだなぁ。
そんな事を思いながら周りを見渡す。
誰かが"てごし"と、よんでいた。
なんだろう。ひとの名前？
祐「…だ、れ…？」
今は、そんなことしか口に出すことが出来ず、俺の視界は、そこで真っ暗になった。
再び目が覚める。
また、寝てた？
目がチカチカする。もぉ、眩しいなぁ。
今度は、口に何もついていなかった。
ゆっくりと体を起こす。
すると、誰かに声をかけられた。
医「キミは、テゴシ。ココ、ビョーイン。」
なに、この人。外人さん？
カタカタの日本語、君はてごし？
あれ…、そう言えば、
俺って…だれだ？
祐「僕は…、て、ごし？…ここは？…びょいん？…僕は、て…ご？」
僕はてごし？僕の名前が？
ここは…なに。びょーいん…病院？
なんで？ここにいるの？
頭の中がぐちゃぐちゃだった。
何を考えればいいのか、なにもかもが分からなかった。
？「…てごし？」
赤い髪の人が僕に声をかける。
また、"てごし"っていった。…僕のこと？
でも、君はだれ？
祐「…てご、し。…だれ？」
僕は、首を傾げた。
赤髪の人は、そんな僕の言葉を聞いたら、少し目を見開いて、静かに涙を流した。
祐「…なん、で。…君は、泣いているの？」
僕が何か悪いことをしたのか。
大丈夫かな。そんなに、嫌なことだったのかな。
ずるずるとしゃがみこむその人を心配して、声をかけようとすると、バタバタと足音がした。
そして、背の高い2人の男の人が息を切らしながらやってきた。
だれだろう？また、きた。赤髪の人の知り合い？
？「てごしぃ〜!!もぉ、しんぱいしたんだよぉ？」
また、その名前。…この人たち、だれ？
？「どした？てごし？」
祐「君…たち、は？」
？「どしたの、てごちゃ…。」
俺のそばに近寄ろうとした、背の高い1人の腕を赤髪の人が引く。そして、3人とも俺のいる病室らしきとこから出ていった。
分かったことがある。
僕は、"てごし"という名前らしい。
ここは、病院らしい。
でも、それだけ。
あの3人…、僕を知っている人？
僕も知ってる？…いや、分からない。
そんなことを考えていると、ドアの向こうであの3人が言い争いをしているのか、大きな声が聞こえた。
そして、終わったかと思えば、グズッと涙を拭う音がする。
これも、僕のせいなのかな。
これから、僕は、どうすればいい？
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orange72019(プロフ) - 更新心待ちにしてます！ (2020年4月12日 17時) (
レス) id: cdf058685f (このIDを非表示/違反報告)
増田兎羽(プロフ) - るかさん» はじめまして( ^^ )ありがとうございます!!私もこの設定好きなんです笑.更新がんばりますっ。これからもよろしくお願い致します!! (2019年1月13日 21時) (レス) id: c960b1a518 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - はじめまして、コメント失礼します！いつも作品楽しく読ませていただいています。今回の作品めちゃくちゃ好きな設定でテンション上がりました！笑. 大変だとは思いますが更新頑張ってください。応援しています！ (2019年1月13日 10時) (レス) id: 6bd7c49b43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：増田兎羽 | 作成日時：2019年1月13日 0時
