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いち、 ページ1

ある時、知ってしまったんだ。


あいつらが、脱走する計画をたてていることを


そしたら、俺はまた1人


そんなの嫌だから。


俺は一つの罪を犯す事にした。



それは…。



アイツらの脱走の手助けをする事。


俺の計画はこうだ。


まず、あいつらに脱走してもらう。

次に、俺が逃がしたと伝える。

そして、あいつらが脱獄犯で捕まって俺も逃がした罪で捕まる。


どうだ?完璧だろう?

………


「ははっ.....何言ってんだ、俺。」

これじゃあまるで、

「仲間に入りたいみたいじゃないか、」




実際、そうなんだろうけど。そう思いつつも俺は考える事を放棄した。

これ以上考えてはいけない気がするから




小さな溜息をつき、ドアを開ける。

「終了だー」

誰も俺の異変には気づいていない様子だった。

あぁ、よかった。


口に出したつもりはなかった
でも、

どうやら出ていたらしい。


「看守?...なにがよかった。なの?」


一番聞かれたくないやつに聞かれてしまっていた

赤い髪はふわっと揺れ、俺を房の中へと押し込んだ。


あぁ、最悪だ

に、→



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作者名:コットン | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2016年4月25日 0時

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