日本に無事到着です ページ23
空港に着き、これから日本へと飛び立つ訳なんだけど、その前に一人仲間が増える。
そう、アヴドゥルだ。
そして今に至る。
「私はモハメド・アヴドゥル。占い師をしている。」
うん知ってる。
『僕は霧想Aです。よろしくお願いします、アヴドゥルさん。』
手を差し出すと、アヴドゥルさんは握り返してくれた。こう言うところが本当に紳士だよね。
「二人とも、飛行機に乗るぞ。」
『行きましょうか。』
★☆★☆★
飛行機…怖いな。また墜落とかになったらどうしようか。不安だ。
「顔色が悪いな、大丈夫か。」
『はい、大丈夫ですよ?』
また話さなくなる。
あァ〜気まずい。初対面で馴れ馴れしくも出来ないし、でも僕としてはもう少し話し合いたいし…どうしよう。
「A。」
『ひゃ!?…あ、何でしょう。』
凄い変な声出た。これもう変人って思われてないか?
「堅苦しいのはやめよう。敬語はなくても構わない。」
『ほ、本当ですか?』
どうしよう嬉しすぎる…多分神透鏡の左目のお蔭だけど、こういうときはありがたすぎる!
『えっと、じゃあ。改めてよろしく、アヴドゥル!』
心の距離が縮まったのを確かに感じた。
★☆★☆★
飛行機から降り、日本に着いた。
無事に空港に着けて良かった…。
「パパ!パパ!ここよパパ!」
声がする方を見ると、大きく手を振りながら、母さんが立っていた。
「ホリィ!おいどけ!」
ジョセフは一般人にぶつかりながら母さんの元へ向かった。
『大丈夫ですか?眼鏡落としましたよ?』
「あっ、いやァ///」
『?もう行きますね。』
変な人だったな。あ、でもいきなりどけ!ってぶつかられたら驚く…か?
別に良いか。
二人の方を見ると、もう抱き合っていた。
僕は完全に視界に入っていないようだ。
「ああ!いったわね。くすぐってやる!コちょコちょコちょ。」
「お…おい、やめいかい。」
「ウリウリ♪」
「ヌオオオオーッ!」
いや、蚊帳の外の方がいいかも知れない。
他人のふりを決め込めるしね。
『はァ…』
「あ!勿論Aのことも忘れていないわよ?」
『はいはい、嬉しいよ。"母さん"。』
「A…ウフフ、えーい!」
母さんはジョセフにしたのと同じように僕に抱きついてきた。
「あたしは貴方のお母さんだものねー♪」
『ちょっと母さん!』
これだめだ、聞こえてないや。
なんか視線集めてるし。
「おまえら何見てんだよッ!」
こういうときのジョセフは役立つに立つとつくづく感じた。
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瑠花 - こんばんは、初コメ失礼します!すごく面白くて一気に引き込まれてしまいました…!!表現力が羨ましいです!!あとこんなことでなんですが私も貴利矢さん大好きですw忙殺されて身体が橘さんにならないよう、体調にお気をつけてください〜〜!!応援してます!! (2020年12月30日 23時) (レス) id: c4c21690fd (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい、、! (2020年12月1日 8時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
とけいそう(プロフ) - 面白くて続きとっても気になります…!更新無理せず続けて欲しいです! (2020年11月30日 22時) (レス) id: 0d837f5408 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:男主愛好家 x他1人 | 作成日時:2020年11月29日 2時