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それからは公安が捜査している事件の犯人やらが来ては、さりげなく睡眠薬入りのドリンクを渡し

ベッドに組み敷かれたと同時に寝落ちするように仕掛け、情報収集をする。




もちろん相手が起きたときに不審がられないように、相手の服をすべて脱がせて

私は 今起きて服を着ました とでもいうように、バスローブから肩をのぞかせておく。


腰の痛みを訴えながら。


そうすれば、阿保どもは気分を良くして帰る。


公安警察である私に“裏情報”という名のお駄賃を払って。





「長野。君は売り上げがいいな」

『そうですか?普通に相手しているだけなのに』

「時間ができたらお手合わせ願いたいな」

『あら、あなたも私が気になるの、BOSS』

「…」




この売春ホテルのBOSSであるこの男の視線が、私の身体を撫でるように走る。



「せいぜい稼ぐんだな」

『わかってるわよ』

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作者名:エナガ | 作成日時:2018年10月31日 20時

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