22話 初めて。 ページ25
Aside
久しぶりに家への道を歩く
家に近づく度にドキドキと心拍数が上がる
『はぁ……緊張するなぁ……』
やっぱり、ジョージさんについてきてもらえばよかっただろうか、なんて今更思う
そんなことを考えていたら家に着いたのだった
ふぅ……と息を吐いて震える手でインターホンを押す
ピーンポーン ガチャ
「久しぶり」
『ひ、久しぶり…』
「まぁ、入って」
その言葉に促されるままに部屋に入る
私が出ていってから部屋がだいぶ汚くなったな……
『なんか……ごめんね……』
「いや、俺もなんかごめん」
あれ……？優しくなった……?
そんな話をしながら、持ってきたカバンに服やYoutube活動で必要なものを詰め込む
パソコンやカメラ、ギターがなかったせいで自分のチャンネルでの報告が出来てなかった
するといきなり……
パシンっ
頬を張られた
ドカっ
お腹を殴られた
ガシっ
髪を掴まれた
ガンっ
壁に叩きつけられた
颯太が虚ろな目できりだす
「あのさぁ……実家にいたんじゃなかったの……??」
『……ぇ??いたけど……』
颯太が掴みかかってくる
「嘘ついてんじゃねぇよ!！お前のお母さんに電話したら来てないって、どこにいたんだよ!?」
言えない、言える訳がない
カリブラさんに迷惑がかかってしまう
『……』
「男だろ!?なぁ!?なんとか言えよ!?」
『……ぃ、いつもいつも自分の言う通りにならないと暴力ふるってなんなの!?どれだけ私が痛い思いしてきたか、辛い思いしてきたか颯太は分かってないっ!!』
颯太を突き飛ばして、泣き叫んだ
初めての抵抗だった
颯太は呆然として私を見ている
「A……??」
私はさらに続ける
『もう、颯太とは関わりたくない、さようなら』
カバンとギターを掴んで逃げるように部屋を出る
「おい!!待てっ!!」
走って家を離れる
駅まで走って、何も考えずに電車に飛び乗った
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ことじろー(プロフ) - mtshtgさん» 1度返信したのにもう一度返信してすみません……意見を頂いてよく考え続けようと思いました。リクエストや、アドバイスありましたらコメントよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年2月3日 20時) (
レス) id: 454f1f3cd5 (このIDを非表示/違反報告)
mtshtg(プロフ) - 以前から読ませていただいておりました。Youtubeでは様々な出来事があり精神的に追いつかない1月でした。しかし小説は続けていただきたいです！彼らが自分たちでグループを完結させた様に小説も完結まで続けてほしいです！ (2019年2月3日 17時) (レス) id: 4167eae1b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことじろー | 作成日時：2018年10月30日 23時
