15話 なんと男らしい ページ16
Aside
悲鳴をあげた私に慌てて
カリブラさん達が駆け寄ってくる
ジ「どうした?!」
ジョ「大丈夫か?!」
み「何があった?!」
呼吸が荒くなる
足がガクガクして立ってられなくなって
その場にペタンと座り込む
手の震えが止まらなくてケータイを落としてしまう
カリブラさん達が私の顔を覗き込むのがぼんやりと見える
追い出されたから、もう関わらなくて済むと思った自分がバカだったんだ
あいつは、颯太は、
追い出したくせに追いかけて来るんだ……
ジョ「ほんとに、どうしたんだ……??」
ジョージさんが私が落としたケータイを拾い上げて画面を見る
ジョ「っ……!!」
ジ「……??なんだよ、見せろ」
みのさんが隣から覗き込んむ
ジ「うぉ?!」
み「……?!」
ジ「これが、さっき言ってた彼氏さん……??」
『はい……中山 颯太って分かりますか……??』
ジョ「あぁ、あいつか、懐かしいな……って、まさか彼氏って……??」
『はい、そうです、そのまさかです……』
声が震えて上手く喋れない
泣いてしまいそうで必死に堪える
その間もずっと通知は鳴り続けていて……
すると、みのさんがジローさんからケータイを奪い取った
ジ「みの……??」
み「…………A、こんな奴、無視しろ
どんな連絡が来ても気にすんな」
みのさんの目には静かな怒りが満ちているように見えた
でも、ふっと表情を和らげて
み「何があっても俺が守るから」
ジョ「俺達が、だろ??」
ジ「絶対守る、約束するよ」
ジローさんが小指を差し出す
私のガマンもそこまでだった
ガマンしていた涙がすーっと流れて
カリブラさんの目の前でまた泣いてしまった
こんな恥ずかしい事はない
出逢って間もない(本当は久しぶりだけど……)
人の前で泣くなんて……
いつの間にカリブラさんに心を開いていたのかもしれない
だって、居場所のなかった私に居場所を作ってくれた
なんの希望もないあの暗がりから私も救ってくれた
私を守ると約束してくれた
私はジローさんの小指に自分の小指を絡める
『……っ絶対に守ってくださいよ??』
ジョジみ「「「おうっ!!」」」
フ「よろしくね、Aちゃん」
ピ「アシスタントとして一緒に頑張ろ！」
ラ「ラブ川食堂も手伝ってくれない??w」
ジョ「やかましいわ!!w」
全員「wwwwww」
フ「あーぁ、いい空気が台無しw」
ジ「まぁ、それが俺達らしいけどなw」
ジョ「Aようこそ、カリスマブラザーズへ!!」
私を暖かく迎えてくれた
そんな、太陽の様な人達だから
16話 衝撃の告白→←14話 アシスタント始めちゃいます?!
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ことじろー(プロフ) - mtshtgさん» 1度返信したのにもう一度返信してすみません……意見を頂いてよく考え続けようと思いました。リクエストや、アドバイスありましたらコメントよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年2月3日 20時) (
レス) id: 454f1f3cd5 (このIDを非表示/違反報告)
mtshtg(プロフ) - 以前から読ませていただいておりました。Youtubeでは様々な出来事があり精神的に追いつかない1月でした。しかし小説は続けていただきたいです！彼らが自分たちでグループを完結させた様に小説も完結まで続けてほしいです！ (2019年2月3日 17時) (レス) id: 4167eae1b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことじろー | 作成日時：2018年10月30日 23時
