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学校あてに送られてきたファックスには。合宿についての詳細が細かく記されていた。
丸井｢主催は？｣
幸村｢差し出しは、…氷帝学園だね。今回の合宿はいろんな意味で楽しそうだ。｣
柳｢やけに幸村が乗り気だな。ところで、ほかにどの中学が参加するのかもきになるところだな。｣
真田｢主催の氷帝学園と俺たち立海のほかに、青春学園、聖ルドルフ、山吹中、不動峰中、四天宝寺中、六角中。
最終的な参加校は後日連絡が来るようだ。確かに夏季休業中は各校それぞれ行事があって都合がつくかはわからんな。参加可能人数はマネージャーを含め10名以内、ということはレギュラー8名とAで9人。あと一人は校内戦で成績のよかったヤマダはどうだろうか。｣
幸村｢そうだね、ヤマダなら期待できると思う。柳はどう考える？｣
柳｢同感だ。この短期間のヤマダはデータ見る限り着々と力をつけてきている。参加してもらう価値は充分有ると思うぞ。｣
あ｢夏期講習は合宿の予定日の前の週に終わるし他に行事もなさそうなので、参加可能かと……！というか、参加しましょう…！｣
切原｢そうか、A先輩は初参加だからそんな嬉しそうなんスね！｣
あ｢うんっ！｣
幸村｢じゃあ、参加するということで決まり。
解散！｣
全員｢あざっしたー｣
全員で礼をして、支度を終えた者から部室を後にした。今日の鍵当番は幸村だ。
真田と水色が会話を交わしながら支度をしている。
幸村｢まだかかるかい、二人とも。｣
少々苛立つ幸村。本人はとっくに支度を終えているし、仲睦まじく話す2人に妬いているのだろうか。
真田｢あぁ、すまない。もう出る。A、先に出てるぞ。｣
そう言って自分と水色の荷物を持ち足早に部室を後にした。
あ｢あ、ありがとう！ 幸村くん、お待たせしました。｣
幸村｢あぁ。｣
幸村は全員部室を出たのを確認した後、支度を終えた水色と退室し鍵をしめた。
幸村｢じゃあ、お疲れ様。…俺は一旦教室に戻るから、また明日。｣
あ｢わかりました。お疲れ様でした！｣
幸村は水色を見送り、溜息をつきながらしばらくの間その場で時間が過ぎるのを待った。
数分後、もうそろそろいいかなと思いそのままゆっくり歩きだし帰宅するのであった。
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作者名：SatAN | 作成日時：2014年12月17日 1時
