☆4 ページ4
翌日の放課後
丸井「ちーっすー。」
部室に丸井が入室すると、先に来ていた部員達が次々に挨拶して言った。
あ「お疲れ様です!今日は昨日よりも暑くなりそうなので無理しないでくださいね。これよかったらどうぞ」
水色は微笑みながら丸井に差し入れのお菓子を手渡し言った。
丸井「おー!!サンキューマジ神!…ってあれ??今日ジャージ忘れたの?」
ぶかぶかのTシャツを身につけている水色を疑問に思い丸井は首をかしげた。
あ「はい、不覚にも家に置いてきてしまい…弦一郎くんに貸していただきました…」
悔しそうに俯く水色。
丸井「なるほどー弦一郎くんにね……、弦一郎くん!!??」
驚き過ぎて、丸井自身も名前で呼んでしまった。
あ「はい。…??」
丸井「柳、この数十時間の間に何があったの?????????」
柳「詳しいことは分からないが、昨日の帰り道でなにか進展があったようだな。」
2人がコソコソ話しているうちに真田が部室へ入ってきた。
あ「お疲れ様!今日も委員会?」
真田「あぁ、最近忙しくてな。よく呼び出されるのだ。…それは、昨日買っていたものだな。」
あ「うん、みんなに差し入れしようと思って…はい、弦一郎くんにも。」
真田「そうだったのか。ありがたく貰っておこう。部員を気遣うのもいいが今日は特に暑い、Aも体調には気をつけろ」
あ「はいっ」
丸井「ちょーーーーっとまって!!!!ほんとにこの短い時間で何があったの?!
急に名前呼びとか萌えるんだけど!!」←
柳「落ち着け丸井。今日のところは差し入れに免じてそっとしておこうじゃないか。」
幸村「あと15分ほど柳生が遅れて来るらしいから俺たちだけで先に始めよう。5分後に第1コート集合。」
全「イェッサー」
あ「じゃあ私はドリンクの準備があるので、また後で!」
そう言って部室をあとにしたAは、
昨日真田と手を繋ぎ名前呼びを心がける話をしつつ帰ったことを思い出す。
その話はまた後で…。
100人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:SatAN | 作成日時:2014年12月17日 1時