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赤石「突然ではありますが、本日の練習は午後からとなりました。」
その一言にざわつく一同。
早朝にセキュリティセンサー機能が誤作動したらしく、修理と調査をおこなっているという。復帰するのに少々時間がかかるようだ。
本日締め切る予定だった図書室を臨時解放してもらえるようだ。
数分後、教師以外の全員が勢揃いした。
跡部「とりあえずそういうことだ、好きに過ごしてくれ。俺様は生徒会室に用がある。赤石、あとは頼んだ。」
赤石「??わかりました。」
跡部か図書室を出ていくと、ざわざわと各々が会話を始めた。
祐太「翼ねぇ!」
なんとなく近くの椅子に腰かけると、祐太がやってきた。
あ「祐太?学校の人たちと一緒じゃなくていいの?」
祐太「へいきへいき。そんなことより、何でテニス部に?」
あ「幸村くんが誘ってくれたの。大変だけどなんとかやってるよ。」
祐太「ふーん…」
あ「意外?」
祐太「うん。でも翼ねぇは兄貴や俺がやってるところずっと見てるタイプだったよな。立海って変わったやつらばっかだっていうし、一緒にいて大丈夫か??なんか変なことされたりとか…」
あ「ふふっ心配しすぎだよ。みんな優しいし、楽しいよ!」
祐太「ふーん…ならいいけど」
あ「そうそう、周助と祐太は別の中学なんだね。どうして??」
祐太「い、いいだろそんなのどーだって」
周助「やぁ、久しぶりだね」
わちゃわちゃ話をしていると、後ろから声がした。
祐太「兄貴!」
あ「周助!!!」
おどろいて後ろを振り向く。あまり印象の変わらない周助が微笑みながら立っていた。
周助「久しぶりA、昔とあまり変わらないね」
あ「ふふっ、祐太にも同じ事言われたよ」
周助「Aが元気そうでよかった。」
あ「周助もね」
祐太「あ、そうだ。翼ねぇ、LINE教えてよ。」
あ「そういえば私も聞こうとおもってたの。」
周助「祐太、僕にも後で頼むよ」
裕太「おう」
久々の再会に心を震わせながらも、この数年の空白を一気に埋めていく3人であった。
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作者名:SatAN | 作成日時:2014年12月17日 1時