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☆3 ページ3

部室を後にし買い物も済ませ、2人は帰路についていた。


手と手の距離は未だ縮まらずもどかしいが、前と比べれば断然仲も深まった。


真田はふと問いかけた。


真田「そういえば、初めて部活に呼んだ日
『剣道の稽古をしていた』と言っていたが、腕前の方はどうなのだ??」


あ「全然素人ですよっっ; 真田くんに少しでも近づきたくて少し前に始めたんです。でも、なかなか難しくて…」


水色は、あははと苦笑いしながら言う。


真田「そうだったのか。今度稽古をつけてやろう。コツさえ分かればきっと気に入るぞ」


あ「ありがとうございます!」


真田「前から思っていたが、そろそろ敬語はやめないか?」


あ「す、すいませんっ つい…」


真田「無理にとは言わないが…」


あ「はいっ」




いつも通る公園あたりをすぎた頃、会話の話題もなくなり妙に緊張し始める。


真田「Aと呼んでもいいか?」


思い切って聞いてみると相手はかなり驚いた顔で真田を見つめた。


あ「…!!////」


真田「そんな反応されてはこちらも照れるだろう
!!/////」


あ「す、すいません!///」


ふたりは照れ合いながらちょっとしたベンチに腰掛けた。


真「水色の第一印象は、顔を赤くして逃げ去っていく奴だったな…」


相手の照れ顔をみてふと思い出した真田は話し始めた。
水色はギクッと思いながらも静かに聞いていた。


真「だが、今ではそれが一番好きな表情かも、しれん…///あ、いや、最初にしっかり見た表情がそうだったからであってだな///」


なんだかんだ最後の方自分でも何を言っているか分からなくなった真田は変な言い訳をしはじめた←


あ「真田くん…//」


水色は自分の話をしてくれる嬉しさのあまりぐっと自分の手を握り込みながら真田を見つめた。


真「そ、そんなにみつめるなっ//」


あ「すいませんっ 嬉しくてつい///」


水色がおもむろに動かした手が、緊張してこわばった真田の手に触れてしまった。

ふたりは一瞬ドキッとし顔を見合わせた。


あ「…ふふっ//」


真田「…//」



Aは緊張が解けたのかクスッと微笑むが、真田は顔が赤く一方であった。

☆4→←☆1



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作者名:SatAN | 作成日時:2014年12月17日 1時

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