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あ「こんにちは!お父さんいますか??」
店員さん「あ、Aさんこんにちは。社長なら奥にいらっしゃいますよ」
あ「ありがとうございます」
水色が部活後に訪れたのは、父親の経営する会社の花屋。どこぞのカフェかのような内装に色とりどりの花がたくさんならんでいる。
奥のスタッフルームへノックして入ると父が休憩していた。
あ「お父さん、お疲れさま。午後から手伝ってもいい?」
父「しょうがないな。橋本さんは2時上がりでそれまでお父さんはデスクをあまり離れられないから、橋本さんの言うことをちゃんとまもるんだぞ。」
あ「うん!!」
エプロンを身につけ店に出ると店員の橋本さんの隣へいく。
橋本「Aさん、夏休みはどうですか??」
あ「今までで一番充実してると思います!部活も慣れてきたし、合宿もあるし、お店の手伝いもあるし、毎日楽しいです。」
橋本「ふふっ、ならよかったです。ちなみに何部に入られたのですか?」
あ「男子テニス部です!」
橋本「ということはマネージャー??ふふっAさんならなんでもこなせちゃうから部員の人たちはきっと心強いわね」
あ「そうでしょうか…不安ですがそうだと嬉しいです」
橋本「あっごめんなさい、ちょっと電話なけなきゃいけないんだった。ちょっっとお店お任せしていいですか??」
あ「はい、大丈夫です!」
一人になるとおもむろに花の手入れを始めた。するとそこに見知らぬ制服を着た女の子二人が入ってきた。
女子1「あ、あの…お誕生日にお花をあげたくて来たんですけど、色々聞いてもいいですか…?」
あ「いらっしゃいませ!もちろんです」
女子2「よかったわね、桜乃!はぁ私もいつかはリョーマ様に…!!」
あ「…???」
女子1「ともちゃん、店員さん困ってるよ〜…、すいませんっっ」
あ「いえいえ!では、お誕生日なのはそのリョーマ様ですか??^^」
女子1「ちちちちちがいます!!!!」
女子2「リョーマ様は私たちの王子様なんです!!」
あ「ふふっ、王子様って呼ばれるなんて、きっと素敵な方なんですね」
女子2「そりゃもう!!!クールで!キュートで!テニスが抜群にうまくて!!きゃーリョーマ様ぁ〜!って感じなんですー!!!」
あ「ほ、本当に彼のことがすきなんですね(汗
そういえば見かけない制服ですね、どちらからいらっしゃったのですか?」
女子1「東京から来ました。」
あ「と、東京!?」
(続きます→)
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作者名:SatAN | 作成日時:2014年12月17日 1時