WESTさん。８

・ ページ40

桐山side








神「...はあ、...はあ、...っひゅ、」






藤「神ちゃん大丈夫やで、」





中「落ち着いてゆっくり息吸ってや」








さっきからずっとこんな感じで、
なかなか過呼吸がおさまらへん








桐「神ちゃんごめんな、」







このままじゃ治らへんと思って、
俺の足の間に神ちゃんを座らせて、
後ろから抱きつくような姿勢になった。







重「照史！これ！」





桐「おお、さんきゅ！」








しげがくれた袋を神ちゃんの口に当てて、
耳元で優しく声をかけてあげる。








桐「大丈夫やで、ゆっくりな、」





神「...はぁ、すぅ、...はぁ、っひゅ、」




桐「そうそう上手やで、濱ちゃんのマネしてみ」





大袈裟すぎるくらいに深呼吸してくれてる
濱ちゃんのマネをするように言ったら、
少しずつ元に戻ってきた。








神「...はぁ、...もう大丈夫、｣






桐「よかった、」






神「...みんなごめんなぁ、」







みんなが謝らんでええよって言ったら、
今度はありがとうって笑ってくれた。









桐「それにしても神ちゃんあっついなぁ」






小「熱さらに上がったんちゃう？」






濱「はよ帰って休も！｣






桐「せやな、俺この後オフやから家行くで？」






神「...おん、ありがとう」







.





家帰って、熱測ってもらったら、
39度超えとったんはさすがに声出して驚いたけど、
倒れたりせえへんくてほんまよかった。





こんな熱あったのに最後までやり遂げた
神ちゃんほんまにすごいで。







ベッドで冷却シート貼りながら寝とる
神ちゃんなんか子供みたいで可愛ええ(笑)









結局その日は心配やったから泊まらして
もらって、お粥作ったり薬飲ませたり
できることはした。





次の日の夜には熱も完全に下がって
元気になったみたいで安心した。






.






その3日後くらいに神ちゃんがこの前のお礼に
って全員家に呼んで手料理振舞ってくれてん。




やっぱめちゃくちゃ美味かったわ(笑)







一人一人に“ありがとう”って言っていく
神ちゃんはどこまでも神ちゃんらしかった。







ほんま元気になってくれてよかった。







(end)







.



リクエストありがとうございました！





今回めっちゃ短くてすみません...




なかなか上手くかけず、色々消したりしてたら
こんなになっちゃいました(笑)




次はもっと長くできるように頑張ります！






NEXT→小瀧

高熱 ( 桃／赤 )→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す