WESTさん。８

熱 捻挫 ( 桃／赤 ) ページ26

重岡side









ライブの最終チェックが終わって、
あとはライブをするだけって時。









ソファに寝転んでビクともせえへん彼に
声をかける。









重「小瀧、大丈夫か？」






小「ん、、しげ...しんどいっ、」






重「せやな、しんどいよな。
けど、ライブは出るんやろ？」






小瀧「...おん、」








こんだけ熱あるのに、ライブはやるって
言い張る小瀧。ほんますごいわ。








あと30分で始まるから、
そろそろ着替えに行かなあかんのやけどな...









重「もう時間やわ、動けるか？」







小「手引っ張って、」






重「おいっしょ、」









その手の熱さから体温の高さを感じられる。






高熱ってほどではないけど、小瀧はあんま
体調崩してるイメージないから、
こんくらいでもしんどいはず。








·





着替えも済ませて、開演まであと10分。
ステージ裏にメンバーが集まる。







顔色悪いのバレへんように、
いつもより濃いメイクをした小瀧の横に立って
円陣を組む準備をする。









重「えーっと、みんな知っとると思うけど、
今日は小瀧の体調がよくありません。
けど、俺らがおるから大丈夫です。しっかり
サポートして、最後まで7人でやりきりましょう。
小瀧、みんなに頼ってええからな、」






小「おん、よろしくお願いします。」









·




7人でお決まりの円陣をして、ステージに上がる。




その頃にはしんどそうやった望の顔も
普段通りのイケメンに変わっとった。
さすがやわ。

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