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「あ、Aさん」
夜、バルコニーでお酒片手にぼーっとしていれば外資系に声を掛けられた。
ゆっくり振り向くと、予想通りショッピくんが立っていた。
胸元には俺があげたネックレスが付いており、なんだか嬉しい。
「どうしたんすか、こんな時間に」
『うーん、なんやろな。分からへん。』
曖昧に返事をすれば、何言ってんだこいつ と言いたげな表情を浮かべた。
「星、綺麗っすね」
『_あいつと被るわ。ほんま。』
夜空を見上げるショッピくんの横顔が、俺の部下と重なって涙腺が軽く緩む。
不思議そうに首を傾げたショッピくんは 深くは詮索しまい と顔を逸らした。
『_2年前の今日、俺の大切な部下が特攻隊として敵陣に突っ込んでな。』
今思えばなんでうちの隊から特攻隊に入るやつが出るねん、って感じもするが。
あの時はもうカラッカラに乾いてミイラになるんじゃないかってくらいには泣いた。
「特攻隊、っすか」
「特攻隊なんてなくなればええのに…っ、いやなんもないっす」
深刻そうな顔で空を見上げるショッピくんは言葉をひとつこぼした。それから口を塞いだ。
その様子からして恐らく過去に身近の誰かが特攻隊に任命されたのだろう。
『今日だけは寝られへんねん。情けないよな、俺。』
2年という月日が経って、あの戦争の爪痕だって殆ど残っていないと言うのに。
「忘れられる訳無いっすよ。俺も寝れないですし。」
去年の今日、俺の親友が特攻隊として飛び立ったんで。
「じゃ。」
遠い空の彼方を見つめていれば、ショッピくんは軽く頭を下げてから自室へと戻っていった。
今日は大切な日
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倉の中の石 - 前回はリクエストにこたえてくださりありがとうございました!すごく面白かったです!ほら、夢主君とゾムさんのBLごっこみたいな話の奴です。続編だすんですね。楽しみです!更新頑張ってください! (2019年7月10日 7時) (レス) id: 873805d7e2 (このIDを非表示/違反報告)
蒼羅(プロフ) - utu48の名前、ミユちゃんとかどうでしょう!ちなみに私の好きな寿司ネタはしめ鯖です() (2019年6月6日 0時) (レス) id: 449a7dc7a6 (このIDを非表示/違反報告)
死魔(プロフ) - 炙りサーモンが好きです() (2019年6月2日 13時) (レス) id: 02492ec825 (このIDを非表示/違反報告)
倉の中の石 - リクエストでゾムとBLごっこ的なことをして他の人におもいっきり引かれるみたいなのお願いします!勿論作者様の好みにカスタマイズしてもらって結構です。寿司は炙りサーモンが大好きです! (2019年5月28日 22時) (レス) id: 873805d7e2 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - 初めまして!リクエスト宜しいでしょうか?もしよろしければ異世界組とのなんかちょっと涙腺が緩むようなお話が見たいです。無理を承知でのリクエストですのであまり深く考えないで結構です、身体に気をつけて最新頑張って下さい! (2019年5月28日 22時) (レス) id: 335accf1ef (このIDを非表示/違反報告)
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