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「A、俺も構ってぇや」
『あーもう可愛すぎるわお前…手出したくなる…』
いつも通り騒がしい食堂でこんな絡みをしていれば神以外の面々が目を真ん丸にして口をポカーンとあけてこちらを見た。
『ほらもう!ゾムのせいで皆が注目してもーたやん!あほ。』
「ごめんやん…」
『無理。今日の夜、俺の部屋集合で』
「もう!!!やめろやお前こんなとこで!」
かーーっと頬を真っ赤に染めたゾムはべしべしと俺の肩を叩く。いてぇな!?!?
『ゾムさん力加減下手くそ…』
「愛ゆえやん」
ゾムが はぁと が付いてそうな高いブリブリした声を出した途端、耐えきれなかったのか大先生が吹き出した。
やめろ、そのドン引きしてる顔をすんな。
こんな事になったのは昨日の夜に原因がある。
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手加減なしの本気勝負
というのを条件に、普段模擬戦を行っている広間にてゾムと戦闘訓練を行っていた。
勿論戦闘訓練というのは名ばかりで、所謂内ゲバをしただけだったのだが、お互いに久々の真剣勝負で土を越えてしまった。
『…かっは…、ぐ、』
「ァ゛、ぐ…」
俺が放った弾がゾムの腹に撃ち込まれたのと同時に俺の腰にゾムの短剣が刺さった。
痛みよりも先に頭を支配したのは、やらかしたという事実。どうしようという焦り。
『ア゙、やらかしたごめん』
「俺こそすまん」
流石にまずい、と判断した俺達は医務室に直行することにした。
ガラガラ、と音を鳴らして医務室の扉を開ければゆるゆるとした声で
「掘られに来たんか〜?」
と言ったペ神の顔がみるみるうちにあおくなった。
「お前らなにしてんの!?」
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倉の中の石 - 前回はリクエストにこたえてくださりありがとうございました!すごく面白かったです!ほら、夢主君とゾムさんのBLごっこみたいな話の奴です。続編だすんですね。楽しみです!更新頑張ってください! (2019年7月10日 7時) (レス) id: 873805d7e2 (このIDを非表示/違反報告)
蒼羅(プロフ) - utu48の名前、ミユちゃんとかどうでしょう!ちなみに私の好きな寿司ネタはしめ鯖です() (2019年6月6日 0時) (レス) id: 449a7dc7a6 (このIDを非表示/違反報告)
死魔(プロフ) - 炙りサーモンが好きです() (2019年6月2日 13時) (レス) id: 02492ec825 (このIDを非表示/違反報告)
倉の中の石 - リクエストでゾムとBLごっこ的なことをして他の人におもいっきり引かれるみたいなのお願いします!勿論作者様の好みにカスタマイズしてもらって結構です。寿司は炙りサーモンが大好きです! (2019年5月28日 22時) (レス) id: 873805d7e2 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - 初めまして!リクエスト宜しいでしょうか?もしよろしければ異世界組とのなんかちょっと涙腺が緩むようなお話が見たいです。無理を承知でのリクエストですのであまり深く考えないで結構です、身体に気をつけて最新頑張って下さい! (2019年5月28日 22時) (レス) id: 335accf1ef (このIDを非表示/違反報告)
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