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#42 ページ42

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顔を覗かせた、神と書いてある髪を貼っつけた高身長は俺の心をいとも簡単に凍りつかせた。

反射で素早く肩を隠せば、ペ神は腕を組んだ。



「怪我、したん?」

『いや、特には』


角度的な問題で、肩の包帯は恐らくペ神には見えていない。
それを踏まえてしゃあしゃあと答えれば、怪しむような目付きで舐めまわすように見てくる。


「ほんまに?」

『ほんま。』

「大先生の勘違いか」


平然と答えれば、ペ神は首を傾げながらポリポリと顎をかいた。

そうか、やはり大先生には勘づかれていたか。



『じゃあ報告書書かなあかんから、おん』


はよ出てけ、と身振り手振りで伝えれば不服そうな顔をして出ていった。



ほっ、と息を吐けばコンコン、とノックの音が響いた。
今日はやたらと人来るなぁ、なんてぼけーっと考えながら扉を押し開けた。


誰なのかを視認するよりも早く、その人物に肩を掴まれる。あ、下駄。


_ペ神か




『ウ ア、』


思わぬ傷口への刺激に声を漏らせば、ペ神のため息が紙を揺らした。



「嘘吐きにはお仕置きしなきゃ、やな」



まずい、



そう思うよりも先にふわっと視線が高くなる。

_くっそ、担がれた。




そのまま廊下に強制的に出れば、エミさんがタイミングよく通り、助けを求めたのだが苦笑いと同情の生暖かい視線のみが返ってきた。



「Aは学習せぇへんな?最初から言えばいいもんを。」

『こんな恥ずかしい怪我、言えるわけないやろ』



治療が終わるなり、鬼ごっこが始まったのは言わずもがな。



『ペ神追っ掛けてくんな!こちとら怪我人やぞ!』

「走ったらあかんやろ!怪我人やねんから!」

『くっそ、コイツ!!!!』

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倉の中の石 - 前回はリクエストにこたえてくださりありがとうございました!すごく面白かったです!ほら、夢主君とゾムさんのBLごっこみたいな話の奴です。続編だすんですね。楽しみです!更新頑張ってください! (2019年7月10日 7時) (レス) id: 873805d7e2 (このIDを非表示/違反報告)
蒼羅(プロフ) - utu48の名前、ミユちゃんとかどうでしょう!ちなみに私の好きな寿司ネタはしめ鯖です() (2019年6月6日 0時) (レス) id: 449a7dc7a6 (このIDを非表示/違反報告)
死魔(プロフ) - 炙りサーモンが好きです() (2019年6月2日 13時) (レス) id: 02492ec825 (このIDを非表示/違反報告)
倉の中の石 - リクエストでゾムとBLごっこ的なことをして他の人におもいっきり引かれるみたいなのお願いします!勿論作者様の好みにカスタマイズしてもらって結構です。寿司は炙りサーモンが大好きです! (2019年5月28日 22時) (レス) id: 873805d7e2 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - 初めまして!リクエスト宜しいでしょうか?もしよろしければ異世界組とのなんかちょっと涙腺が緩むようなお話が見たいです。無理を承知でのリクエストですのであまり深く考えないで結構です、身体に気をつけて最新頑張って下さい! (2019年5月28日 22時) (レス) id: 335accf1ef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜乃 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年3月24日 9時

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