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6話―2 ページ8
「先ず、君の弟、優弥君の安全を我々なら確保できる。」
「そして、君の復讐に必要な情報も此処でなら手に入り得る。」
「…復讐の事もご存知なんですね。」
此の人は何処迄知っているのだろう。
ヨコハマ一のマフィアなのだから、情報量も並みでは無いのだろう。
"欠片"の事も知っているかもしれないけれど、
森さんの表情から其れを読み取るのは、無理そうだった。
取り敢えず、森さんの云う通り、私がポートマフィアに入ることによって、相互に利益がある。
特に優弥の安全確保は大きい。
「なら、1つ条件をつけても善いですか?」
「構わないよ。何かね?」
「任務において、私は殺しはしません。」
復讐の事を知っている森さんなら、判ってくれる。そう考えての条件だ。
なら何をするのか、という問題があるが、私の異能は、気絶させることも出来る。全くの役立たずにはならない筈。
「善いだろう。交渉成立かね?」
予想通り、森さんは快諾。
「はい。宜しくお願いします、首領。」
私は首領に頭を下げた。
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作者名:睡蓮 | 作成日時:2018年6月24日 16時