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捌 ページ9
【？？side】
鶴丸「それにしても今朝方は驚いたな……それも悪い意味でな」
一期「全くその通りですな…。あんなにも目覚めの悪い朝は迎えた事がありません」
そう言ってやるな、と言いつつどこか違いない、と言った風に三日月が乾いた笑みをこぼす。
三日月「…“今の”主は優しい人だ。なるべく知られたくはなかったのだがな。致し方あるまい」
さて、どうしたものか。
同じ平安の刀同士、かつては確かに友好的だった彼の明るい笑みを思い出す。
今となっては懐かしく、恨めしい笑顔。
三日月「……には内密にしておこう。それから、今の主になってからこちらへ来た者も」
裏切り者なんて、この本丸にはいらない。
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