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試合当日 ページ30

そして決勝戦の試合当日。

バレー部全員が見つめる中、父を紹介する。

「今日は仕事休みなので応援とカメラを担当してくれるという事です。ええと・・・私の父です」

「初めまして。いつも娘がお世話になってます」

あ〜恥ずかしい。
会場で待ち合わせして撮影だけ頼むつもりだったのに。
武田先生に捕獲されました。

「皆さんきちんとお礼をしましょう」

「武ぽんと並ぶと身長差えぐいな」

「田中君、聞こえていますよ」

ツッキーより大きいウチの父。

「今日はよろしくお願いします!」

「「「シャーッス!!」」」

パピーってば全員の挨拶にビクッとしてる。
女子バスケ部には慣れてたけど、男子バレー部だもんね。
迫力違うよね。

「千景の親父さんか!でけぇ!カッケェ!!」

「似てる!」

「旭さんの方が年上に見える」

「!?」

等散々騒がれました。

「コーチ・・・試合前に緊張感ぶった切ってません?」

「まあ良いじゃねえか。いつも通りで。ほら行くぞ!」


その時女子バレー部の先輩たちが応援に来てくれた。

「澤村ー!!」

道宮先輩達の私服だ!!
もっと良く見たかったのに、菅原先輩が移動を開始してしまう。

「はぐれるなよ〜」

「菅原先輩、あの、もしかして、青春って感じです?」

こっそり聞くと、ニッコリ微笑まれた。
わー!!
だよねだよね!
主将かっこいいもんね!!

「あ、くれぐれも余計な事しないようにな」

菅原先輩に釘を刺された。

「しませんから!した事ないですから!」

「おい、どの口が言うんだそれ・・・」

「旭さんまで!もしかして・・・フリですか??」

「「違うから!!」」

全力で止められました。

ピリピリした雰囲気→←勝利の為に



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作品ジャンル:恋愛
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作者名:球技大会 | 作成日時:2020年2月5日 23時

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