雄英高校キラキラ光る (ページ7)

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筋骨隆々さんページ7

？「私が、来たー！！」

「キャアッ！？」

職員室のドアを突然ズバーンッと勢いよく開けられ、驚いて悲鳴を上げてしまった。

「だ、誰？」

私の背後にはスーツ姿の大柄な男性が、ドーンと立っている。
入学式でも見かけたけれどこの人は誰？
有名な人なんだろうか？？
しかし、筋骨隆々とはこの事だ。
あ、目の前に立っていたら筋骨隆々さんの邪魔かな？
急いでブラド先生の背後に隠れる。

オ「ハッハッハー！驚かせてしまったかな？私はオールマイト！君と同じ今年から雄英で教える新人教師さ！」

グイッと顔を近付けてきた。
ちょっと待って・・・圧がすごい。

「初めましてよろしくお願いします・・・」

ブラド先生の陰から出て挨拶をする。
何というか存在感が凄い。
笑顔も眩しい。

ブ「オールマイトさんと初めて会うのか・・・ん？もしかして・・・知らない？」

「はい。新人研修も私1人でしたから」

ブ「イヤ、オールマイトの事本当に知らないのか？」

「ん？はい・・・」

「なんだってー！？」

この場にいた先生全員に凄くビックリされた。
知らないとおかしいの？
きっと有名なヒーローなんだろうなぁ。

マ「マジマジでマジか！？どういう生活してればオールマイトを知らないで生きてけんだ！？柊良ちゃん逆にスゲー！！」

マイク先生が大げさに驚くので気不味い。
まさか、敵として生きてきましたとも言えない。

ここ数年で得た知識だけでは、時たまこういうズレが生じてしまう。
組織の中で隔離されて暮らしていたので・・・。
うう・・・やってしまった。

「す・・・すみません」

オールマイト・・・先生？
に頭を下げる。

オ「ハッハッハー！まだまだ精進が必要だな！君にもっと知ってもらえるよう頑張るよ！」

私の気持ちとは裏腹に、ビシッと親指を立てて眩しい笑顔を見せてくれる。

マ「柊良ちゃんに対するナチュラルアプローチ！さすがだぜ！！」

ナチュラルアプローチ？

オ「ああ！任せてくれ！」

・・・何を任せるの？
2人のやりとりが謎。

オ「おっと！校長先生に用事があるんだった、柊良先生！同期として今度ゆっくり話そうじゃないか！それでは！」

去っていった。
時間差で風が吹く。
うん、凄い人なんだろうなと思うけど、やっぱり圧が・・・眩しすぎる。

マ「このこの！あのオールマイトを手玉に取るとは！やるねぇ～！」

マイク先生に肩を組まれて身動きが取れない。

「これが、手玉にとった事になるんですか？」

マ「天然ね柊良ちゃん」