雄英高校キラキラ光る (ページ6)

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入学式ページ6

今日は入学式。
大きな講堂に新入生が集まっている。

新入生みんな希望に溢れていてキラキラしてる。

「はあ、前途有望な若者達がいっぱい。こうやって新入生を目の当たりにすると緊張が最高潮に達っしますね」

ミ「達する！？ヤダ柊良先生、その言い方ちょっとソソルわぁ～」

「は？」

ミッドナイト先生がきわどいヒーローコスチュームで身体をくねらせる。
そのコスチュームの方が男子生徒的にソソルのでは？

ミ「柊良先生、学生との方が歳近いからって手を出しちゃダメよ。ああ、でも学生の方から来られたら！柊良先生可愛いから！学生の方が放っておかないわよね！？ヤダ～！情熱的ね！たぎるわ！」

先生が妄想の世界へ旅立っていった。
どうしよう。
数人の学生がチラホラこっちを見ている。

ブ「はぁ・・・あんま気にすんな、こういう奴なんだ」

ブラド先生が渋い顔でミッドナイト先生を睨んでいる。

「はい、段々と分かってきました。早く慣れるよう頑張ります」

ブ「おう、なら良かった。そうだ、俺のクラスの連中も世話になるかもしれねえからそん時は治療頼むな！」

「はい、リカバリーガールと一緒に頑張ります」

～イレイザーヘッドside～

マ「あーブラドの奴！Aちゃんに手出そうとしやがって！」

イ「柊良先生だ。生徒の前でそんな風に呼ぶなよ」

マ「お前も頭固ぇ～」

イ「柊良先生は、治癒の個性をかわれて特例で学校に来てるんだ、教員だがヒーローじゃない一般人だぞ。バカなことはすんなよ」

マ「俺、信用ねぇ～！まあお陰でちょっとこれからの学園生活楽しみだよなぁ～。おっと、司会進行行ってくらぁ～！！」

イ「はぁ、せわしねぇ・・・」

入学式がマイクのハイテンションな司会で進んでいく。

柊良A。
副作用の出ない高い治癒能力。
その個性で何故今まで知られていない・・・。
校長とリカバリーガールは事情を知っているようだが・・・。
生徒への影響がないなら良いが、身内側に秘密があるのは、あまりいい気分ではない。
ブラドとミッドナイトと話す姿はまるで学生のようだ。
が・・・時折見せる暗い表情が気になる。

何を企んでる？

セ「イレイザーヘッド、手を出したらダメですよ。リカバリーガールに怒られます」

隣のセメントスが珍しく冗談を言ってきたが、笑えない冗談だ。

セ「ずっと見ていたので、もしやと思いまして」

イ「セメントス・・・」

段々とマイクに似てきやがって・・・。
校長の挨拶に視線を移動させた。