雄英高校キラキラ光る (ページ5)

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さすが雄英生ページ5

「あの人、これ以上の痛みを我慢していたって事？」

吸収した怪我の衝撃が・・・。
脂汗が流れる。
息が苦しい。
動けそうに無い。
そのまま横になって自己回復に集中する。
ああ、連絡も無しで・・・無断治癒して休憩時間過ぎるとか・・・リカバリーガールに・・・怒られる。

「・・・ん」

誰かの鼓動が聞こえる。
それに温かい。
人肌。

「ん！？」

目を覚ますと、誰かに抱き抱えられて移動している。

？「あ！起きた！もう大丈夫！今保健室に着きますから安心して下さい！」

ニッコリ笑う彼は、上半身裸だ。
・・・違う、下も履いてない！

「全裸！？ちょっと、誰！？服着てないよ！？」

？「ああ、通り抜けちゃったんだよね、服は今、環が持ってきてくれるのね」

と、ニッコリ笑う。

いや誰！？

背後から黒髪の少年が雄英の制服を抱えて小走りで付いてきている。

「ミリオ！せめて下は履いたほうがいい！」

ということはミリオと呼ばれた全裸の彼も雄英の生徒。

「今授業中でしょ！？」

ミ「でも、倒れてる人優先だよね？」

たしかに！さすが雄英生！

「もう降ろして！大丈夫だから！ちょっと休んでただけで、お願い！リカバリーガールに怒られる！」

リ「ほう、私に怒られる事、何したんだい？」

ビックゥッ！！

リ「後はこっちで片付けるから、着替えて授業に戻って良いよ」

リカバリーガールに私を預けて、3年生2人は保健室を出て行った。
裸の彼がミリオ君で、黒髪で制服持ってきてくれたのが環君。
自己紹介とお礼を言って2人とは別れた。

雄英ビッグ3か～。
ヒーローになったら人気出そう～。
と、いつまでも現実から目をそらしてはいられない。

リカバリーガールに、事情を説明して、謝る。
とりあえずお咎めなし？

リ「自分の個性はもっと慎重に使いな。あんたは吸収したダメージの一部が自分に跳ね返ってくるんだから」

「はい」

リ「で、その助けた父兄って誰だい？名乗ったのかい？」

「あ、はい。八木俊典さんと・・・」

名前を伝えたら、ビックリされた。

リ「・・・はぁ～・・・そうかい。そいつかい」

「師匠のお知り合いでしたか？」

リカバリーガールはそれ以上教えてくれなかったけれど、そいつとはまたすぐ会うだろうよ、と言った。

どういことでしょうか。
教えてくれてもいいじゃないですか。