雄英高校キラキラ光る (ページ37)

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休憩終わりページ37

オ「お店も沢山出ていたろう？」

「はい。凄いですよ。でもマイク先生がおススメのお店紹介してくれて。来場者も学生もみんな楽しそうにしていました」

オ「へぇ・・・マイク君と一緒に行ったのか・・・2人きりで？」

「学校行事に参加するのが初めてで・・・心配してくれて案内してくれたんです」

オ「ん～・・・そうか・・・初めてだったのか・・・そうか・・・案内すれば良かったな」

八木さんがポツリと何かを呟いた。

「どうしました？やっぱり無理そうならお弁当残してもいいですよ？」

オ「いや、とても美味しいよ。一緒に食べるのも楽しいし。これで午後も頑張れそうだよ」

「私も頑張ります」

オ「君と一緒にって事なんだけど・・・難しいな。あっ！そのおかず美味しそうだね、一口いいかい？」

「良いですよ」

オ「アーン」

あ、私が食べさせる感じ？
良いのかな？

「はい。どうぞ」

口に運んであげる。
パクッとして至近距離でモグモグするオールマイト先生の顔が・・・真っ赤になる。
恥ずかしいんだ。
じゃあ、どうしてあーんしたの？

オ「美味しいよ。柊良君に食べさせてもらったからかな？」

そういう事言うと・・・誤解しますよ。

「それじゃあ・・・これもアーン」

女は度胸だやってみよう。

オ「えっと、いただきます。アーンします」

心臓のドキドキを押さえながらおかずをアーンしてあげた。
照れる、でも食べてくれるのが嬉しかった。
消化の良いものを選んだけれど、内臓に負担が無ければいいな。

オ「えっと・・・そっちも飲んでみたいな」

スムージーも交換しながら飲む。

オ「間接キスとかも、平気なんだね？」

平気ではない。
ドキドキしっぱなしである。

オ「あまり他の人とこういう事しちゃダメだよ？」

八木さんの困ったような笑顔。
誰とでもする訳ないのに。

「八木さんに言われたからですし・・・」

オ「あ、そうだね。私がお願いしたからだね・・・嫌だったろう？すまない」

「謝らないで下さい。ちゃんとわかっていますよ。こんな事するの、八木さんとだけですから」

これが・・・精一杯。

オ「えっ！？」

「では救護所に戻りますね。また一緒に食べましょうね」

八木さんの顔がみるみる真っ赤になるのを見て、物凄い満足感を得る。

ダメなのになぁ～。
好きになっちゃダメなのに・・・どんどん好きになっちゃ・・・う？

えっ！？

好き！？

衝撃と不安とドキドキがごちゃ混ぜになったまま救護所へ戻る。