雄英高校キラキラ光る (ページ30)

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オールマイト宅ページ30

でもそうはいかないか。

「もうそろそろ帰って、出勤の準備しないと・・・」

オ「もうそんな時間かい？すまない！つい時間が経つのを忘れていた」

同じ気持ちだった？
本当なら嬉しい。

今から部屋に帰っても・・・と考えていると、オールマイト先生が部屋に来ないかと言う。

「へ？」

オ「ん？・・・あ！そういう下心的なのではないから！決して！ここから近いし！シャワーでも浴びていけば良いかなって！！」

顔を真っ赤にしてバタバタと慌てている。
うん、その反応であればそういう心配は無いかな。
マッスルフォームになったオールマイトに再び抱き上げられる。

途中、激安の殿堂で着替えを購入した。
昨日と同じ服は衛生的に良くない。
それに、評判にも関わるし。

「あ、自宅バレダメですよね、この辺から私は目を閉じますから安心してください！」

ビルの屋上を飛び越えて進むオールマイトに大声で伝えて目を閉じる。

オ「気にしなくても良いよ」

「そうはいかないですよ」

何かあっては大変。
ギュッと目を閉じてしがみつく。

オ「律儀だね君」

しばらく目を閉じていると。
着地の衝撃。

オ「よいしょっと・・・はい、到着。もういいよ」

「おじゃまします」

ここ。

街の一等地に建設された高級ビル・・・最上階のペントハウス。
目つぶってたの無駄だったな。
すぐに分かるよ。

・・・天井吹き抜けの広いリビングには巨大なオールマイトの肖像画が。
家具や調度品も有名ブランドだ。

「ワーオ。No. 1ヒーローって凄いな」

オ「この部屋を自由に使ってくれ、シャワーもあるから。食事はどうだい？和食かな？」

オールマイト先生、どこかに電話している。
ルームサービス付き？
コンシェルジュがいるの？
この部屋ってどの部屋ですか！？
部屋数多い。
下のフロアもまさか・・・？

「食事？和？い・・・頂きます」

楽しそうに電話してるから断りにくい。
案内された部屋、お風呂場が・・・私のアパートより広い。

シャワーを浴びて着替える。
激安の殿堂で買った服とか、ここで着ちゃいけない気がするけど。
メイクも整えて出勤準備万端。

部屋を出るとリビングに和食が用意されていた。

1人分。

「オールマイト先生は食べないんですか？」

オ「ああ、怪我でね」

「そうでした。消化の良いものでも・・・」

オ「これがあるから大丈夫だよ」

ゼリー系飲料。
トゥルーフォームに戻って飲んでいる。
何とか出来ないものか。
食事を済ませ、後片付けをする。