雄英高校キラキラ光る (ページ25)

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ウロボロスページ25

「10年程前に、彼の所属する組織に雇われた事がありました。そこで彼に会いました。依頼主は「先生」と呼ばれている謎の人物。もしかしたら今回もその「先生」が指揮していた可能性はあります」

イ「その後も死柄木とは何度か合っていたのか？」

彼についてだけで、「先生」についての質問が無い。
その情報はすでに知っているのかな。

「はい。その後私がいた組織と彼がいた組織でいざこざがあって、その時・・・彼を片付けたつもりでしたが・・・生きていたんですね」

イ「・・・片付けた、か・・・ヴィラン名ウロボロス。まさか柊良先生だったとは」

オ「・・・組織摘発中に死んだと聞いていたが・・・驚いたよ」

その敵名、久し振り。

ウロボロス
自分の尾を食べる蛇。

死と再生・循環性・永遠・破壊と創造などの象徴とされる。
私に捕まったら永遠に病や怪我に苦しみ続け私財を搾取される。

象徴・・・オールマイトとは違うなぁ。

組織に依頼され、ターゲットを病気にして苦しみが続くようにした。
助かりたい相手は治すよう懇願し、私財を投げ打って組織に服従した。

それが組織の資金源になった。

組織で私に危害を加えてくる人はいなくなったし、そこが居場所になり私は「ウロボロス」と呼ばれるようになった。

根「そう。彼女は5年前壊滅した敵組織「ヨトゥンヘイム」の一員だった「ウロボロス」さ。
でもね、さっきも話したけど彼女はもう雄英の先生だ。
色々なものを背負い、それでもなおここに立っている。ここにいたいと望んでいる。それを忘れないでくれるかい？」

根津校長がにっこり笑っている。
庇ってくれなくてもいいのに・・・。

ありがとうございます。

オ「ああ、そうだとも！彼女は明るい場所で生きたいと望んだ。雄英はそれに答えたんだ。私は柊良先生を信じるよ。彼女のここでの生き方を見てきたからね」

オールマイト先生の綺麗な青い瞳が私を見つめる。

オ「だからもう大丈夫だ！恐れるものは何も無い！我々がいる！」

「・・・オールマイト先生・・・」

ダメだ泣く。
貴方に言われるとこうも心が揺らぐのか。