烏野高校排球部キラキラ光る (ページ10)

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爽やか先輩ページ10

～昼休み～

「行くぞ！」
いつも通りぶっきらぼうな影山に声をかけられた。
「もう食べ終わったの！？早！良く噛んでんの？早食いは良くないのに」
「うるせえな」
「内臓に負担かけて、良いプレイ出来ないよ。ゆっくり食べる練習しなよ」
「！うっせーな。さっさと行くぞ」

お昼一緒に食べてたなっちゃんに断って練習場所に向かう。

「まだ来てねえか。ここで待ってろ。そのうち来るだろ」
「あれ、影山はやんないの？」
「ああ、アイツ昼は菅原先輩と練習してるからな。じゃあ」
教室へ戻っていった。
一緒にやりゃいいのに。
男子って時々そういうとこあるよね。

「ああ！！！チカ！！！」
「翔陽！！！久しぶり！！」
菅原先輩が来るまでの間に感動の再会を果たす。
バスケ辞めた事言ったら驚いてたけど、
辞めた理由聞かれる前に、バレー部マネージャーの勧誘受けた事を話す。

「いいな！マネージャーやろうぜ！したら一緒のチームじゃん！」
瞳をキラキラさせている翔陽。
不覚にもキュンとくるじゃん！

「おまたせ日向！と、今日は橘もいるのか！日向と橘は同じ中学だったんだろ？」

爽やかに菅原先輩が登場した。

「はい！中学の時、練習場所無かったから、チカがバスケ部の体育館使わせてくれて、一緒に練習も付き合ってくれたんです！」

「へえ～」

「練習っても休憩中のちょっとだし。でも懐かしいね！」

「俺、チカは強豪校からいっぱい推薦もらってるって聞いてたのに何で烏野？それに3年の最後ずっと学校来てなかったろ？卒業式もいなかったし、いっぱい話したい事あったのに！」

「あはは、まあここで会えたんだから良いじゃん」

「そうだな！」

菅原先輩、気まずそうな顔してるなあ。
辞めた理由。
気になるもんかなぁ。

その後しばらく2人の練習に付き合う。