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〜放課後・影山〜

俺は今体育館から締め出されそうになっている。
たかが教頭のズラがズレた位で!!!
クソヤベエ!
このオレンジ頭め!
視線を斜め下にやると見上げて来た視線とぶつかる。
日向翔陽。

「お前のせいだかんな!」
キンキンとうるさい。
「ああ!?テメーのせいだろうが!このボゲェ!」
言い争っていると、
「・・・・・」
主将の無言の笑顔に背筋が凍る。

その隣で美人の先輩、マネージャーだろう、が話している。
「今年もマネージャー入部希望無かった」
「あ〜、そっか〜1年にバレーに興味ある子いるかちょっと探してみるべ」
泣きぼくろの先輩がそう言った時、思い当たる奴がいる事に気がついた。

「あの、中学ん時県でMVP貰ったって奴知ってるんで、帰宅部だっつーし声かけてみますか?」

確か千景とか言ったか。
ああ、席隣だったな。

「県MVP?女子バレー部で?スゲーな。よし、声かけてみてくれ影山!名前は何て言うんだ?」
名前?
「確か、千景 なんとか?」
「まだクラスメイトの名前覚えらんねえか」
田中さんが笑ってる。

そもそも、クラスメイトの名前って全員分覚える必要あんのか?
とりあえず先輩に頼まれたから明日にでも声かけよう。

「でも、お前らの入部は認めないからな」
主将が真っ黒な瞳で俺と日向を見つめ、低い声で宣言すると、ガッシャーンと体育館のドアが閉められた。
クソヤベエ!!!

「なあなあ!その、県MVP獲ったヤツってどんなだよ!やっぱデカイのか!?スゲー強そうなのか!?」
ビョンビョン飛び跳ねる日向。
コイツ!さっきっから、声も態度もうるせえ!

「でもMVPなのに何でバレーやんねーんだろ。他の強豪校から誘われなかったのかな?なあ、何でだ?」

「知らねえよ!」
何でだ、と言われて気がつく。
本当に何でだ?
明日にでも聞いてみるか。

「俺明日教室に見に行ってみよう!」
「来んな!お前が来たらお前と友達だと思われんだろうが!」
「はあ!?お前本当にムカつくな!協力しねえといけねえのに!!良いじゃねえか!俺もMVP見たい!」
「絶対来んな!!」

それより、3対3の試合だ。
んだよセッターやらせないって!!
部活の朝練は7時からっつーし。
朝5時から早朝練だ。

〜澤村〜

マネージャー候補か。
県MVPが強豪校へも行かず、帰宅部か、何か理由があるんだろうな。

影山に任せるの不安だなあ・・・。
「清水、明日1年の教室行ってみてくれないか、あの影山だけだとちょっと心配だわ」

「うん。分かった」

女神→←驚き



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設定タグ:ハイキュー!! , 烏野高校 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:球技大会 | 作成日時:2019年9月9日 19時

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