烏野高校排球部キラキラ光る (ページ3)

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驚きページ3

～千景～

「お前女子だったのか」
そう言われた。

コイツ・・・マジか。

なっちゃんは驚き過ぎて固まっている。

「MVPって、県のか？全国のか？」
クソ影山は御構い無しだ。
「急に話に割り込んどいて何それ」
「どっちだ？」
聞いてねえなこっちの話。

「千景はね、県MVPだよ！全国大会ベスト16だっけ？」
何でお前が答える。
ベスト16って微妙な成績まで。
あまりしたくない話題に気分が落ち込んでくる。

「お前それスゲーじゃねえか！何でやんねーんだよ！！」

急にハイテンション！？
無気力に見えた影山がこんなテンション上がる程バスケが好きだったなんて驚きだ。

確かに身長も180位はあるだろうし、バスケ部に入部するんだろうな。

そして体育館で、シューズのキュッキュッて音、ボールの手触り、ドリブルの音。汗の匂い、ゴールネットの音・・・。
思い出すとまだぎゅーっと苦しくなる。

「もう辞めたから。やる気は無い」
冷たい言い方になってしまった。

なっちゃんもオロオロしている。

「そうか。分かった・・・チッ」

つまらなそうに言うと、影山は、机に突っ伏して寝る体制になった。

おいコラお前、舌打ち聞こえてんだよ。

コイツ本当ムカツク！

怒るとカタコトになる癖治したい。