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ピンポン ページ16

「所で、明日何時から?起きられるか分かんないけど、一応聞いてみる」

「5時から開始だ」

って事は何時起き!?逆算したくない。無理だ!
「早朝練頑張って。応援してる!」

本当に近所だった。
玄関先まで送ってもらってしまった。
お礼言うべきかなって考えてたら、

「朝練の時間、聞いたからには来いよ!」
スゲー偉そうに言われた。
「起きられたら行く」
「迎えにきてやる!」
「ええ〜!?」
「ボール出し手伝え!じゃあな!」

流れでやる事になっちゃってるけど。
早朝練ってワードにワクワクしてしまうのは、体育会系の性だ。
でも素直に楽しみって言うのも癪なのです。

「影山君!起きられる様に優しくモーニングコールして!」
茶化しておく。
「誰がするか!テメエで起きろボゲェ!」
お前の罵倒ボキャブラリーはそんだけかよ。

帰宅後。
着替えのTシャツとか持って行こう。
食事とお風呂を済ませ、クローゼットから中学のバスケ部時代に使ってた服や用具を漁る。

見るのも避けてたのに。
平気だ。
確かにまだもやっとするけど、ちょっと楽しくなってる。
なーんだ。
平気だ。


〜朝練〜

「行ってきま〜って、うお!!びびった!」
玄関を開けるとピンポンを押そうとする凄く険しい顔をした影山の姿があった。
私を見てびっくりしている。

「え、何?迎えに行くとか言っておいてまさか初めての家で緊張してたの?」
「うるっせ!行くぞ!」
「影山君?まさかドキドキしてたの?」
ははは〜朝から楽しい!



体育館に爽やか風菅原先輩と、眠そうな田中先輩がやってきた。
「あ、やっぱり来てくれたか橘。おはよう」
「はよっす菅原先輩。田中先輩。何やかんやありまして、早朝練付き合ってます」
「おお!橘!じゃあマネージャーも?」
「田中先輩ー!菅原さーん!!チカが、千景がマネージャーやってくれるって!!!な!」
「ええ!?」
「おお!マジか!やったぜ!!俺らの代でもマネージャーがいる!」
「良かったなー田中」
菅原先輩もそう言うけど・・・
感動している所申し訳ない。
「でも私で良いんでしょうか!?清水先輩のような女神の後釜なんて!あの、美しさの、跡を継ぐなんて!荷が重いどころか生まれ変わっても無理です!!」

ちょびっとだけ→←早朝練



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設定タグ:ハイキュー!! , 烏野高校 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:球技大会 | 作成日時:2019年9月9日 19時

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