４ 入学式 ページ6
目を覚ますと広い天井
どうやらベットの上にいるらしい
『俺、倒れたのか』
達「入学式そうそう
悪目立ちしてしまったな」
隣に目を向けると
キーボードを打ち込む達也が座っていた
『運んでくれたのか？』
達「ああ、それより干渉制御システムはどうした
付けてなくてどうせオーラにあてられたんだろ？」
『二日前に壊れてな…』
達也の方から大きなため息が聞こえる
達「どうして言わない」
『悪い、何度も壊してるから
少し気が引けて…』
俺には霊子放射光過敏症とは違い
相手の悪意や敵意等の負の感情を
オーラで感じ取ることができる
干渉度が高く気分が悪くなってしまう
それを抑えるために干渉制御システムを
身に着けているが日に日に増す力に
抑えきれずに壊れてばかりだ
達「A、俺から嫌なオーラを見たことは？」
『ない、寧ろ心地のいいほど穏やかだ』
達也は生まれてから一度も
俺に負の感情を抱いたことがない
深雪は一度だけ抱かれたことがあったが
内容は兄に対する嫉妬だった
達「そろそろ壊れると思っていたから
新しいのを用意していて正解だったな」
そう言い達也は引き出しから
指輪を取り出した
達「小さくすることに成功してな
この小ささでも十分に効力はあると思う
A、こっちにおいで」
ふわりと笑顔を見せられ
手招きされると逆らえない
何故か俺は達也に惹かれている
左手の薬指に指輪を通す達也
驚き顔を見ると意地悪な顔をしている
『んん！…からかうな』
咳払いで誤魔化し右手の薬指に
付け直せば達也から放たれていた
優しいオーラも感じなくなった
達「どうだ？」
『うん、流石
完全に遮断されたよ』
達「そうか、よかった
具合が良くなったら深雪に
挨拶してきてやってくれ」
『この部屋は？』
達「一緒に住むだろう？
Aの部屋にと思ったんだが
…家具にこだわりがあったか？」
自分が寝かされている部屋は広く
白を基調としたシンプルな部屋だった
『え、俺ここに住むの？』
達「聞いてなかったのか？」
『ああ、何も知らされてないから
てっきり自分んで探せって事かと…
と、取り合えず深雪の顔を見てくるよ』
慌てて部屋を後にする
少し広い廊下を渡り階段を降り
リビングに向かう
深「お目覚めになりましたか？」
リビングの扉を開けると
深雪と目が合い駆け寄ってきた
『うん、久しぶり深雪
…良く顔を見せて』
サラリと髪を避けてあげ
顔をしっかり見る
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ミチルンルン(プロフ) - 更新楽しみに待ってます🥰 (1月3日 23時) (
レス) @page20 id: 107ef6d634 (このIDを非表示/違反報告)
空白 - 凄く面白かったです (2022年3月21日 1時) (レス) @page13 id: e38918ab99 (このIDを非表示/違反報告)
uka8502(プロフ) - すっごくすっごく面白かったです!!更新停止って悲しすぎます!!更新してください!!頑張って!! (2020年9月20日 22時) (レス) id: 7913de20e0 (このIDを非表示/違反報告)
キラ(プロフ) - 初コメです！すっごく面白いです！！この作品好きです！！続き楽しみに待ってます！ (2019年4月24日 19時) (レス) id: b207c7ff5b (このIDを非表示/違反報告)
こう(プロフ) - 雀さん» 頑張ります！ (2019年3月1日 17時) (レス) id: b7d1d50ca0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こう | 作成日時：2018年12月19日 12時
