HaruHaru３

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部屋に帰りソファーに座ると先輩が｢見苦しかったよな？ごめん。｣と謝る。




｢先輩、あんなにお父様は冷たいんですか？｣




｢いや、あの人の俺の母さんが死んでから。さっきの人は後妻なんだよ。｣




｢…そっか。｣




くらい雰囲気になってしまい、居づらくなると今度は先輩が話をふった。




｢A。Aは好きな人とかいないの？｣




いやいや、あなたですよ！とは言えず…



｢先輩は？｢お前。｣




即答で…



｢なんでなんですか？｣




｢一目惚れ。｣



はぁ！？結構顔かい。と落ち込んでいると上から言葉がかかる。



｢俺が高校1年のときだったんだ。その日は雨の日で俺は車で帰ってた。
その日たまたま交差点で引っかかって外を見ていたら、小学校1年くらいの男の子と女の子が手を繋いで濡れながら走って帰ってたんだ。
すると前から来た中学生が2人を呼びかけて傘を渡してそのまま走ってたんだ。
その時、こんな子が彼女だったらって思ってて、お前が入学してきたときに、見つけた。
あの時の子だ。って。｣




その話をするとき先輩は懐かしそうに話した。
そんな悲しそうな顔をする先輩を見ていると口からいらない言葉が出てきた。




｢先輩。好きです。｣



それを言うと先輩は驚いた顔をしていた。

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