ちちんぷいぷい、恋になぁれ。 (ページ13)

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すきページ13

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ーしげの気持ちー

望「………やって、しげ

………Aのこと好きやん。」

急に現れた
自称クマのぬいぐるみに
思いがけなく暴露された
俺の気持ち。

望「はまちゃんが、しげはAを好きやから気をつけろって、いつも俺に言うてた。」

Aのだいすきなはまちゃんに
俺は、一度も会ったことがない。

……でも、

鋭い人なんやなってことだけは分かった。

熱くなる顔を必死に隠し
恐る恐る、Aを見れば
頬を赤く染めて俯いとった。

神「あーぁ、バレたー。笑」

そんな俺らを見て
神ちゃんはバカにしたように笑って
小瀧は
「言うたらあかんかった？」と
わざとらしく
とぼけて見せた。

重「お前ら、ほんま～…覚えとけや？」

そう言って
ニヤニヤしながら
俺を見つめる２人を睨む。

望「まぁ、でも…Aの彼氏になんのは俺やけどなー？」

さっきまでニヤニヤ笑っとったくせに
急に真剣な顔で
Aの肩をグッと引き寄せた小瀧。

望「俺がAを守ってあげんねん。

………それが、俺とはまちゃんの約束やから。」

なぁ、はまちゃん？

今も俺らのこと監視してるん？

もし、見てんねやったら
これだけは覚えといてな？

Aを幸せにしたいんは
はまちゃんと小瀧だけやないねんで？

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