２６５Q ページ28
Aside
サウナ対決はなぁなぁになって終わってしまった。
勝敗はついていない、まぁ次の試合でサウナ分もきっちりケリをつけるってことで。
「いやー思いの外効いたな、温泉」
「体が軽い」
「木吉ヒザはどう？」
「ああ、いいカンジだ」
旅館で一泊していいリフレッシュになった俺たちは朝食をとってから旅館を出た。
木吉さんのヒザも一時的かもしれないけど、楽になってよかった。
肩を軽くぐると回していると、隣にいた寝癖のひどい黒子に当たってしまった。
「あ、ごめん黒子」
「いえ。…あの、朝からずっと火神君いないんですけど」
「そういえば、そうだね」
昨日俺たちがサウナ対決をしているときに二人は青峰と会ったというから、それで落ち着かなくて走りに行ったのかなとか思ったけど…。
「…いいのよ！」
探しに行かなくちゃいけないかと思ったけれど、その前に監督が声をあげた。
また理由は話すと言うが…。
そして明日明後日と休日のため、監督が近くの市民体育館を借りたと言って合宿が始まった。
確かに、着替えを持って来いと言われていたから変だとは思ったけど。そんなサプライズしなくてもさ。
練習着に着替えていると、監督ではない男の人の声がバッシュを履く俺たちを止めた。
「パパ！」
「カントクのお父さん！？」
「お義父さんと呼ばれるスジアイはねぇ、カゲトラさんと呼べ！！」
そこには監督のお父さん…景虎さんがいて、なんでも愛娘の監督に呼ばれて俺たちを強くするために来てくれたそうだ。臨時のトレーナーである。
「そんなワケで……さっそくだが一つ質問だ」
ごそごそとポケットを探る景虎さん。
何を取り出すんだろうと、隣にいた俺はその手元を凝視していた。
そして出てきたのは…鉄砲。…鉄砲…！？
「昨日リコの裸覗いた奴ァ誰だ、お前か？おい、他の奴らも前に出ろ…！！」
「こ、殺される…」
そばにいた俺の頭に鉄砲を突き立てられ、俺は自然と手を上にあげる。
俺ホント何もしてないんです…何もできなかったんです…。
「いやっ…あのっ…のぞこうとしたけどリコさんのじゃなくて、でっ、てゆーか失敗して…っ」
「今なら楽に一発で脳天ぶち抜いてやるぞガキ共コラァ！！」
「ゴリゴリいってるよぉ…」
先輩らの弁明に怒りを爆発させる景虎さんだが、その怒りは俺のもとに来ており、さっきからゴリゴリと銃口が俺の頭にね、うん痛い。
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こたきんぐ(プロフ) - しゅるさん» だーすんごい嬉しい反応貰っちゃったへへ！！ありがとうございますっっこれからもたまに漂う幼馴染み臭を楽しんでもらえたらいいなって思います！ (2023年2月6日 19時) (
レス) id: 7882bc78cd (このIDを非表示/違反報告)
しゅる - あばーー！！かっこよすぎるよ！主くん！！幼馴染みのきーちゃんと似たような感情で、似たような台詞で、似たような場面で！！幼馴染み最高！！やばすぎる…！ (2023年2月5日 19時) (レス) @page49 id: 29acc038ba (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - にゃん太さん» ですよね！？マジで永遠に畑耕して牛達の世話してます笑笑 わ〜ほんとですか！！貴重だ〜！！ありがとうございます、マイペースですが頑張ります！！ (2023年2月5日 9時) (レス) id: 3b9b192a4a (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - らぶさん» おお！？蘭推し嬉しいです！！蘭の心情もいずれ書こうと思ってますので…🤗ありがとうございます、頑張ります！ (2023年2月5日 8時) (レス) id: 3b9b192a4a (このIDを非表示/違反報告)
にゃん太(プロフ) - 牧場物語が面白すぎるのまじでめっっちゃわかります！！！！実は初期の頃から読ませていただいていたりします。ず〜〜っと大好きな作品です！作者様のペースで頑張ってください！！！！ (2023年2月5日 6時) (レス) @page49 id: e8e9837ec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こたきんぐ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時：2020年5月24日 10時
