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06 勘ってやつ ページ7

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今日俺たちの学校は、設立記念日だから休みだった。

昼からサッカーをしようとアイツらに誘われたので、仕方なく灰原と一緒に、待ち合わせの広い芝のスペースがある公園へ。


元太が持ってきたサッカーボールでしばらくみんなで遊んでいると、少し離れたベンチに女の人が座っていることに気づいた。

最初は別に何も思わなかったけど、女性はずっと俺たちの方をみているので違和感は感じるわけで。

最近の、組織の行動も気になっているからもしかして、と警戒してしまったのだ。


そんな時、歩美ちゃんがボールをその女性の方へ転がしてしまい、接触することになった。

女性は気分転換で俺たちを見ていたと言った。最初何言ってるんだと、もしや失業中だったか!?と思いはしたが、ただのフリーWebデザイナーだと言う。正直安心した。


そんな女性にアイツらは簡単に心を開き、一緒にサッカーしようぜっ!って言うもんだから思わず戸惑いの声が出る。

そして相変わらず灰原は一歩後ろに下がって、その光景を傍観するだけ。

灰原ももっとこう、コイツらに警戒心というものを教えてやってくれよ…。




「え、いいの?」

「お姉さんもやる気なんかい…」




元太、光彦、歩美ちゃんからのサッカーの誘いに目を輝かせて了承するこの女性。

思わず苦笑いを浮かべてしまった。

まあ悪い人ではないとは思ったけれど、まだ黒の組織の人間じゃないとは決まってないし…




「ほうっておいていいんじゃないの?」

「は、灰原」

「彼女、別に関係ないと思うし」

「なんでそんなこと分かるんだよ」

「女の勘、ってやつかしらね」




んだそれ、と小声で交していた会話に終止符を打つ。

…俺も、考えすぎだな。
探偵やってるからか人を疑ってしまうくせで一度は疑ったが、彼女はただの一般人だろう。だってオーラがない。




「お姉さん!名前なんて言うの?」

「名前? 私は愛知Aだよ」

「Aさんかあ!僕江戸川コナン!よろしくね!」




Aさんは俺がころりと態度を変えたのに気づいたのか、一度きょとんとしたが、その後ニコリと笑って言葉を返した。




「よろしくね、コナンくん」




俺が自己紹介をすれば続いて歩美ちゃんがして、元太がして、光彦がしてと挨拶していく。

最後に灰原が挨拶を終え、なんとなくだけど、このAさんとは長い付き合いになる気がした。



まあ、探偵の勘、ってやつだな。


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- すっごく面白いです!続き楽しみに待ってます! (2021年12月12日 8時) (レス) @page38 id: 1125244af9 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - ぱるむさん» 流れは一通り書いているのですがちゃんとした文字に起こすのがすごく手間取っていまして…、ぼちぼち頑張っていきたいです!ありがとうございます! (2021年8月28日 12時) (レス) id: 7882bc78cd (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - アイスあるさん» ありがとうございます!!返信遅くなってごめんなさい、マイペースですがぼちぼちやっていきます! (2021年8月28日 12時) (レス) id: 7882bc78cd (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - 復活待ってます!すごく面白かったです! (2021年2月15日 18時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
アイスある - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2020年5月27日 18時) (レス) id: 38b2fa8d4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/  
作成日時:2019年9月6日 17時

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