２１７Ｑ ページ29
Aside
「なんで！？」
出てきたのは野菜丸ごとゴロゴロゴロカレー。
さっきトントンって何かを斬る音が聞こえてきてたのにどうしてこうなった、どうしてこれが食べれると思ったんだ。
「まあ見た目はともかく味は大丈夫よ！ただのカレーだし！」
監督から溢れんばかりの自信を感じ、皆スプーンを手に持つ。
そう、カレーだ。カレールーのパッケージの裏に作り方がしっかり書いているあのカレーだ。
ちょっと具材がゴロゴロしすぎているだけで、死人が出るほど不味くなるわけが無い。
監督と自分を信じパクリ。
あ。だめだ。
「おかわりじゃんじゃん言ってねっ」
ご機嫌な監督を一度見てから周りを見る。
良かった俺の舌が可笑しいんじゃなくて、みんな感じてるこの味。
でもせっかく監督が慣れない手つきで頑張ったんだからと、必死にカレーをすくって口に運んでいく。
日向先輩も彼女の怪我をした指を見て完食していた。
「ごっそさん。うまかったけど、ちょっと辛かったから飲み物買ってくるわ」
「味は個性的だけどイケるよ。料理に一番は大事なものは入ってる。愛情がな。
けどもしかしたら作り方がどっか間違ってるかもな、もう一回作ってみないか？」
「…うん」
そう言って日向先輩は廊下へ、木吉さんはもう一杯カレーをいれた。
廊下へ行った日向先輩は倒れ、かっこいい言葉を言った木吉さんは変な汗出てる。
監督に料理を教えてもらうためと水戸部さんを頼ろうとすると彼は気を失っていた。
そんな中、火神が動く。エプロンをつけ、残りの材料に手を伸ばした。
「火神！？料理できんの！？」
「できるっつーか…ハラへって、カレーほとんど食えねーし。
こんなもんかな」
そう言って火神は簡単な野菜炒めを作り出す。意外な特技にへぇと言葉を漏らした。
それを一口貰って食べるとまあ上手い上手い。かるく泣きそうだった、監督の食べてから食べると余計。
そんな様子を見て、監督は火神にカレーの作り方を教えてと言ってもう一度作り出した。
「長崎君もたしか料理上手かったですよね、一緒に教えにいったらどうです？うぷっ」
「大丈夫？黒子。…まあ、火神いるし、今の俺は動けない」
「ですよね」
思ったよりも先程のカレーに来ている俺に同感している黒子と一緒に、次に出てくるカレーを待った。
.
お久しぶりですお待たせしましたごめんなさい
ラッキーアイテム
長崎君の枕
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こたきんぐ(プロフ) - Lawさん» ありがとうございます！お待たせしました…、がんばりますっ (2020年5月24日 10時) (
レス) id: f2404a4c45 (このIDを非表示/違反報告)
Law - とても面白いです！続きが気になります！頑張ってください！ (2020年5月13日 0時) (レス) id: 6c5845ecc3 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - れすれさん» ううありがとうございます……続編までしばしお待ちください…！！頑張ります！！！ (2020年3月11日 9時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
れすれ(プロフ) - とても面白いです！！もう何回も読み直してます！応援してます。頑張ってください！！！！ (2020年2月24日 9時) (レス) id: de6337fd23 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - アオさん» ありがとうございます！出来るといいな…。手作りいいですねぇ、私も手作り食べたいです！多めに買うのあるあるですねw続編は少々お待ちをっ！ (2020年2月15日 12時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こたきんぐ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時：2018年11月2日 20時
