２０２Ｑ ページ14
Aside
「そろそろ時間よ。全員、準備はいいわね！？大事な初戦よ、何度も言うけどＩ・Ｈに行けるのは四校中三校！小金井君も前に言っていたけど、一見難しくなさそうに見えるわ…けど」
と、監督が言葉を止めると同時に水戸部先輩と伊月先輩が小金井先輩の両脇をガシっと拘束し、いきなりのことに驚いている小金井先輩に容赦なく監督は巨大ハリセンではたいた。
わざわざはたいた意味は良くわからないけれど、気を緩ますなって言いたいんだろう。
相手は桐皇、青峰がいる高校。
今吉さんが、蘭がいる高校。
「絶対勝つぞーっ、誠凛―ファイ！！」
「「「オォ！！」」」
チームメイトとエンジンを組み、試合コートがある場へ。
緊張してきた、…いや、この場に来る前から、家を出る前からずっと。
「…！？あの、青峰は？」
火神が異変に気付き、桐皇の人に話しかけていた。
青峰がいない。
…彼のことだ、寝坊ってところだろう。
「あ？遅刻だよ、あの自己中ヤローは」
「なっ！？」
「…！？」
やっぱりか。
火神だけではなく、黒子も驚いていて、そんな彼らの中に聞き覚えのある声が入ってくる。
「すまんのー、アイツおらんとウチも困るんやけど…後半あたりには来るて。せやからウチらはまあ…」
「前座だと思ってくださいよ。ってことで、お手柔らかにー」
胡散臭い笑顔をした今吉さんと、へらへらと整った顔をした俺の兄、蘭。
何が前座だ、アンタらは強いのに。
きっと、青峰がいなくても彼らは強い。
思わず顔が真顔になってしまって、そんな俺の様子に今吉さんが気づく。
「なんやA君、いつもの可愛い笑顔はどこいったんや」
「…あはは、…今日はよろしくお願いしますね」
真顔からにっこりとした笑顔に変え、俺はその場を離れる。
後ろから長崎？と不思議そうに俺の名を呼ぶ声がしたが聞こえないふりをした。
…俺は、俺はこの試合、冷静に戦えるだろうか。
「……」
.
ラッキーアイテム
長崎君の枕
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こたきんぐ(プロフ) - Lawさん» ありがとうございます！お待たせしました…、がんばりますっ (2020年5月24日 10時) (
レス) id: f2404a4c45 (このIDを非表示/違反報告)
Law - とても面白いです！続きが気になります！頑張ってください！ (2020年5月13日 0時) (レス) id: 6c5845ecc3 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - れすれさん» ううありがとうございます……続編までしばしお待ちください…！！頑張ります！！！ (2020年3月11日 9時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
れすれ(プロフ) - とても面白いです！！もう何回も読み直してます！応援してます。頑張ってください！！！！ (2020年2月24日 9時) (レス) id: de6337fd23 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - アオさん» ありがとうございます！出来るといいな…。手作りいいですねぇ、私も手作り食べたいです！多めに買うのあるあるですねw続編は少々お待ちをっ！ (2020年2月15日 12時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こたきんぐ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時：2018年11月2日 20時
