２２４Ｑ ページ36
Aside
青峰を止めた。次も止めれるとは言えないけど。
桐皇恐ろしさはまだある、蘭もそうだけど、一番はさっちゃんの先読みデータである。
第1Ｑは海常が少しリードして終わった。
「…一ついいか。おまえらどーやって海常に勝ったの？」
「うっ…！うーん…気合い、とか？」
練習試合の時にいなかった木吉さんにそんなこと言われ、なんと返せばいいのか皆言葉を濁す。
第1Ｑはこれで終わった、けど、桐皇はこれからだろう。
青峰は試合が進んでいく事に強くなっていく傾向があるし、桐皇の主将が主将だ。簡単には行かない。
第2Ｑが始まり先に点を入れたのは桐皇だった。
青峰は相変わらず早くて、涼太のボールを軽々と弾く。
一分も経たないうちに同点へと追いついた桐皇。
やっぱり黄瀬でも勝てないのか、なんて言葉が聞こえてきてそうなのかもとひきつりそうな口角を抑える。
第2Ｑ残り数十秒、点数は変わらない。
そんな時涼太は青峰と対立した時1on1に挑まず仲間にパスをする。しかし桐皇にとられ、青峰にボールが渡る。
そのまま青峰はゴールへ走るが、ゴール下から潜り込んで来た笠松さんが青峰にあたりファール。
上手い、さすが笠松さん。けど怪我してしまいそうで危ない。
グッと両手を握り大丈夫かと口に出さずに心配していると、やはり隣にいる黒子からの視線が痛い。
まだ何も言ってないじゃん。
しかしさっきから涼太の行動が気になる。
あれは、もしかして
「……涼太」
「長崎君、気づきましたか」
「まさか…」
「うん、多分そのまさかだろうね」
「たしか無理って言ってなかったか！？」
「でも、勝つにはそれしかない。
涼太がやろうとしてることは、青峰のスタイル模倣」
コート上に経つ涼太の顔が、どこか覚悟を決めたような顔をしていた。
遠くから見てよく分からないけど、これだけは分かる。
涼太は、進化する。
「そんなこと出来んのか！？」
「できないことはないです。
そもそも涼太は出来ることを模倣してるだけで、簡単に言えば飲み込みが異常に早い。NBA選手の模倣とか自分能力以上の動きは再現できない」
「だが、逆に言えばそれでもやろうとしてるってことは
『できる』と信じたってことだ」
木吉さんの言葉にこくりと頷いた。
そして第2Ｑが終わる、その前に、ボールを持っていた今吉さんがブザービーターを決めた。
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長崎君の枕
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こたきんぐ(プロフ) - Lawさん» ありがとうございます！お待たせしました…、がんばりますっ (2020年5月24日 10時) (
レス) id: f2404a4c45 (このIDを非表示/違反報告)
Law - とても面白いです！続きが気になります！頑張ってください！ (2020年5月13日 0時) (レス) id: 6c5845ecc3 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - れすれさん» ううありがとうございます……続編までしばしお待ちください…！！頑張ります！！！ (2020年3月11日 9時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
れすれ(プロフ) - とても面白いです！！もう何回も読み直してます！応援してます。頑張ってください！！！！ (2020年2月24日 9時) (レス) id: de6337fd23 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - アオさん» ありがとうございます！出来るといいな…。手作りいいですねぇ、私も手作り食べたいです！多めに買うのあるあるですねw続編は少々お待ちをっ！ (2020年2月15日 12時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こたきんぐ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時：2018年11月2日 20時
