199Q ページ11
Aside
誠凛バスケ部には、『プール練』というものがある。
誠凛高校から徒歩十分のところに監督のお父さんが経営しているスポーツジムがあって、そこのプールを使ってトレーニングをするのだ。
水中だから抵抗が大きく、普通の普段やってるフットワークより凄くキツイ。
だから黒子なんてもう浮いてる。
そんな時、監督以外の女性の声がプール場に響いた。
「面白い練習してますねー」
「!?」
「…桃井さん」
「さっちゃん…?」
そこには水着姿にパーカーを羽織っているさっちゃんがいて。
なんとも久しぶりすぎる。
「えっと…何て言えばいいのかな〜?
テツ君の彼女です、決勝リーグまで待てなくてきちゃいました」
「テツ君?」
「黒子テツヤ君」
その瞬間、叫び声が上がる。
プールなので、余計響いて凄い音量だ。
というかさっちゃんいつ黒子の彼女に…。
「黒子ォお前彼女いたの!?」
「違います、中学時代マネージャーだった人です」
「帝光の…!?」
とりあえず、黒子と一緒にプールから出ると、さっちゃんはまず黒子に飛びつく。
あぁあぁ、危ない危ない。プールだから滑っちゃうよ。
「久しぶり会いたかったー!」
「苦しいです桃井さん」
「なっちゃんも、久しぶり!」
「久しぶりだね、さっちゃん」
にこりと笑って、挨拶を交わす。
高校に入って、まぁ…うんごめん黙るね。
さっちゃんは黒子に抱き着いたまま、どうして黒子なんかをという先輩の問いに答えていた。
まぁ惚れる理由とか、人それぞれだけど…さっちゃんはちょっとやっぱり変わってるよね。
さっちゃんは黒子と同じ学校に行きたかったけど、やっぱり青峰がいるから…心配だからと同じ高校に行ったらしい。
さっちゃんも、さっちゃんで本当に大変なんだ。
中学の時、俺達選手の中で何が起こっているのかあんまりよくわかってない中、俺達は勝手に今のような状況にして。
きっと彼女は、誰も相談できず、一人泣いた頃があっただろう。
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こたきんぐ(プロフ) - Lawさん» ありがとうございます!お待たせしました…、がんばりますっ (2020年5月24日 10時) (レス) id: f2404a4c45 (このIDを非表示/違反報告)
Law - とても面白いです!続きが気になります!頑張ってください! (2020年5月13日 0時) (レス) id: 6c5845ecc3 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - れすれさん» ううありがとうございます……続編までしばしお待ちください…!!頑張ります!!! (2020年3月11日 9時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
れすれ(プロフ) - とても面白いです!!もう何回も読み直してます!応援してます。頑張ってください!!!! (2020年2月24日 9時) (レス) id: de6337fd23 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - アオさん» ありがとうございます!出来るといいな…。手作りいいですねぇ、私も手作り食べたいです!多めに買うのあるあるですねw続編は少々お待ちをっ! (2020年2月15日 12時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時:2018年11月2日 20時