８話 ページ10
Aside
そんなヘドロ君の結果を見て、周りは驚いたり、個性が使えることを喜んだり、なんとも浮足立っていた。
「なんだこれ！！すげー面白そう！」
そう、誰かが言った。
面白そう、か。私はめんどくさそう、っていう感想が先に来たけどな。
相澤先生はその言葉に反応し、口を開いた。
「……面白うそう…か。ヒーローになるために三年間。そんな腹ごなしで過ごす気でいるのかい？
よし、トータル成績再開の者は見込みなしと判断し、除籍処分としよう」
そんな相澤先生の言葉に、皆次々と驚き、声を上げる。
ある緑髪をした生徒は絶望に似た表情をして立っていて、ちょっと柄にもなく心配になった。
「生徒の如何は
ようこそこれが、雄英高校ヒーロー科だ」
きっと、除籍処分は本気だろう。
だってさっきから合理的合理的ってバカみたいに言ってるんだもん。嘘なんて、合理的じゃないもんね。
「あわわわ除籍処分やなんて…どないしよーっ」
そう、隣にいる可愛らしい方言少女はあわあわとしてて、一言感想を述べるなら可愛い。
「落ち着いて！深呼吸深呼吸―！」
「へっ、う、ん！すー、はー…すー、はー…」
思わずその女の子に話しかけてしまったが後悔はしていない。
勿論笑顔を忘れずに話しかけた。
「あ、ありがとう。えっと、うち麗日お茶子！」
「私は声嶺A！お茶子ちゃんって呼んでい？」
「うん！うちもAちゃんって呼ぶね！」
先生にお友達ごっこは他所でやれと言われたけど、一応友達を増やすのは大切だと思うのよね私。
それにごっこじゃなくて、ちゃんと友情成立してたら文句ないよね
「お茶子ちゃんの個性は何なの？」
「『無重力』！五本指で触れたものが対象なんだぁ」
「無重力かっ！凄いね、便利そう！」
「使いすぎたら酔っちゃうけど…、Aちゃんは？」
そう聞かれて、私が いつものように 答えようとしたが、次の50ｍ走の順番がお茶子ちゃんになり、後でねと一度別れた。
というかお茶子ちゃんの次私の番だ。
お茶子ちゃんは自分の個性で体を軽くして走り終わり、私のもとへ帰ってきた。
「次Aちゃんの番よー！頑張って！」
「ありがとう！」
心の中と表のテンションが違いすぎる私ですが、とびっきりの笑顔をお茶子ちゃんに向けてスタートライン上に立った。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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天子夕夏(プロフ) - 夢主の性格好きです……。戦闘服の私服感がたまらない。チアとか応援団っぽいやつかと思ってましたけど、これも好き！ 好きしか言ってないけどそれくらい好きです！ ひっそり応援しております。 (2018年10月11日 18時) (
レス) id: 7a91dd0576 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - RINさん» そう言ってくれるとめちゃくちゃ嬉しいですっありがとうございます！！頑張ります！そしてオチは本当に未定です！← (2018年9月30日 11時) (レス) id: f2404a4c45 (このIDを非表示/違反報告)
RIN(プロフ) - 夢主可愛いしお話めちゃ面白いです！！更新頑張ってください！！出久落ちであれ…(ボソッ) (2018年9月30日 1時) (レス) id: e6777abed4 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - 幽銀さん» いや書いてない私が悪かったので！読んでくれてありがとうございます！ (2018年9月29日 22時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
幽銀(プロフ) - こたきんぐさん» なるほどんぶり。分かりました。自分が勘違いしてたんですね。 (2018年9月29日 22時) (レス) id: c2f472b7ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こたきんぐ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時：2018年9月29日 14時
