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186億 ページ47

Aside

せっかくのキャンプは、事件が終止符を打つと同時に閉じられた。と言っても夜ご飯は食べて帰ったんですけど。

事件現場になってしまったから、後は公安が調べるために一般人は家に帰れと言われた。
だから私達は大人しく帰ることにして、行きと同じく私は沖矢さんの車にコナン君と乗って、あえてポアロ前まで送ってもらった。
ちゃんと途中から私をキャンプに加えてくれた皆にお礼を言ってね。

ポアロ前でコナン君と降りた直後に、コナン君がムッとした表情になって私に指をさした。



「Aさん?ほんとにこれからはあんな無茶しないでよね!」

「うい」

「ほんとにわかってる!?Aさんがその、こう、そういう立場だとしてもさぁ!」

「ごめんごめんって、気を付けるから。…でもコナン君もよく無茶するじゃん」



う、と分が悪そうに唸ると、コナン君は一歩引いた。
私もうすぐ30になるんだけど、今日たくさんの人に怒られて、もうこりごりなんです。ほんと私が悪かったから。



「あは、まぁ私帰るね。沖矢さんもありがとうございました」

「家まで送るのに」

「はは、ちょっと用事あるんで」



コンビニによるというな。
でもそれを沖矢さんに言っちゃうと、お供しますなんて言われそうだから黙っておいた。
申し訳ないし。二人になったら沖矢さんにもお説教されるだろうし。



「じゃ、お二人さん。お先に」

「気を付けてね!」



私は手を振る二人に手を振り返し、街灯が灯る一本道を歩いた。

そして自分が住むアパートの近くにある、今日の朝にもよったコンビニに足を運び、夜というのにたくさんの買い物をしてしまって頭悪いんじゃないかと言われてもおかしくないくらいに手荷物いっぱいになってしまった。

お菓子、ジュース、お酒、今日食べるFF。

頭悪っ、と自分の行動に一人笑いながら帰り、第二の家の鍵を開け部屋に転がり込む。

そして気づく、違和感。



「……やば、携帯落としてる」



お尻のポケットに入れていたはずの携帯をおとした。

私は頭が本当に悪いのかな?公安のはずなのに、こんな、凡ミスをするなんて…。

四つん這いになってがっくし、と効果音がつくくらいショックを受けていたが、仕方がないと立ち上がり、ノートパソコンも立ち上げた。

つけててよかった、GPS。

携帯につけていたGPSが反応したのは、コンビニとアパートまでの道を、丁度半分くらいで割った距離で反応していた。

.

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さち - おもしろくて続きが気になります。よろしくお願いします。 (2019年4月6日 16時) (レス) id: a3a6f8d111 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - はなさん» はじめまして!ありがとうございます(/ω\)私生活に落ち着きがもう少しでできるので、がんばって、更新します! (2019年3月15日 12時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - はじめまして!一気に全部読んでしまいました!とてもドストライクなお話で素敵すぎて大好きです!!更新とても大変なことだとは思いますがこれからも応援しています♪ (2019年3月15日 12時) (レス) id: 43ab538aea (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - れさん» ありがとうございますっ!近いうちに更新させていただきます!頑張ります! (2019年2月12日 20時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
- 全部一気にみちゃいましたら!凄いおもしろいです!待ってます、つぎの更新! (2019年1月20日 19時) (レス) id: de813ae323 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/  
作成日時:2018年9月8日 14時

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