１７９億 ページ40
Aside
バーベキューをして、広い公園の広場でサッカーをして、写真をとって。
もちろん私はとる役にまわりましたが。
30になる私だけど、子供たちの動きに何とか追いつけているので、よくやってる方だと自分で褒めます。
でも子供の体力というものに勝てるわけがなく、私はしばらく経ってから博士と沖矢さんが座っている方に休憩しに行きました。
「お疲れ様です」
「お疲れました」
ペットボトルに入っている、選ばれたのはで有名なお茶を紙コップに注いでもらい、グビーッと飲み干す。
二日酔いの私はどこに行ったのやら。まあ子供たちから貰ったトマトジュースとか飲んだのでね、治った治った。私強い。いや子供たちのおかげなんだけど。
「Aさん」
「なんですか沖矢さん。貴方も子供たちとサッカーしてきたらどうですか？」
「そんなパワフルでは無いので」
私はパワフルなのか。
ジトっと赤井さんを見てもう一杯お茶をもらう。
すると赤井さんはふっと笑い、口を開いた。
「安室さんと仲直り出来ましたか？」
「おかげさまで。なんだかんだ、出来ました」
「自分の気持ちには」
「よくわかんないです。…わかんなく、なりました」
もう、大人なのに。
中学生や、高校生みたいな思春期真っ盛りでもなく、青春真っ最中でも無いのに、自分の気持ちがわからない。
……分かってるのかもしれないけれど。
「Aさんは、」
その途端、沖矢さんの声を塞ぐようにその場に響く
爆発音。
自然公園の近くにある森が激しく燃え、軽く山火事になっていた。
そんないきなりの事に頭がついていけていない周りの人達はパニック状態になったり、叫んだり、転んだり、軽く地獄絵図だった。
「っ博士、沖矢さん。まずは子供たちの安全を。子供たちが避難したら次は逃げ遅れた人のサポートお願いします」
「わ、わかった」
「分かりました」
私はとりあえず走った、森の方へ。
今、この爆発に関係している彼らの携帯に連絡を入れても出ないだろう。
風見さんには我々で対処すると言われたが、この感じ、上手くいってない。
多分思いのよらないことが起きて、今は体制を直してる所だと見た。
「あ、いた」
バタバタとしている、警視庁の公安さん達。
その中から私の存在を知っている人を探す。
木の影から様子を伺っていると、早速さっきあった風見さんが何か指示をしているところを見つけたので、私はそんな風見さんに近づいた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4126人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さち - おもしろくて続きが気になります。よろしくお願いします。 (2019年4月6日 16時) (
レス) id: a3a6f8d111 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - はなさん» はじめまして！ありがとうございます(/ω＼)私生活に落ち着きがもう少しでできるので、がんばって、更新します！ (2019年3月15日 12時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - はじめまして！一気に全部読んでしまいました！とてもドストライクなお話で素敵すぎて大好きです！！更新とても大変なことだとは思いますがこれからも応援しています♪ (2019年3月15日 12時) (レス) id: 43ab538aea (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - れさん» ありがとうございますっ！近いうちに更新させていただきます！頑張ります！ (2019年2月12日 20時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
れ - 全部一気にみちゃいましたら！凄いおもしろいです！待ってます、つぎの更新！ (2019年1月20日 19時) (レス) id: de813ae323 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こたきんぐ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時：2018年9月8日 14時
