140億 ページ1
Aside
前回、小さなお友達の秘密を知ってしまった栃木A、二十九歳。
公安の結構上の方で働いていて、二年くらい前に宝くじ八億を当て、公安から逃亡した。
しかし、暇すぎてバイトをし始めて一年。同僚の降谷零にバイト先で見つかり、その一か月後に公安に戻りました。
そうして日々が過ぎていき、私は仕事にまみれ、副業的なポアロでバイトをして、今に至る。
そんな今、コナン君が工藤新一君だという疑問が、浮かび上がってきたのだ。
それは平次君とコナン君の会話をこっそり盗み聞きした結果。
…きっとここで私がコナン君を問い詰めても、いい事はないだろう。
「…Aさん、なにかありました?」
「いいえ?別に」
降谷から安室スマイルでそう聞かれるが、私も営業スマイルで突き放すように笑って答える。
…降谷は、知っているのだろうか。コナン君が…。
いや、知らないな。多分。コナン君のことを何かしら疑っている方ではあるが、まさか幼児化なんて、思うわけないだろう。いや私も可能性としか受け取ってないけどさ。
だってまさか、ねぇ。
「はっ!まだ仕事中だった、急いで戻らないと!」
「いやいや、事件が起きたばっかなんだからそんな急に!Aさんはほんとお仕事大好きだね…」
「うふふ、コナン君。その言葉は禁句だよ」
「えっ!」
ぷにゅっとコナン君のもちもちすべすべのほっぺたを両サイドからつかみ、もにゅもにゅともむ。
気持ちい、変態だねって言う言葉も禁句ね。
「でも、まぁ、ポアロの仕事は大好きだなぁ」
何度でも言ってやる。
私はこの場所、この仕事、ここに来る人が大好きだ。
「A、さんっ、ちょっと、はなしっ」
「あはは、ごめんごめん。つい、コナン君のほっぺたが気持ちよくって」
「…Aさんは子供好きなん?」
「うん、好きだよ…ってなに!?平次君その顔何っ!?」
「あ、いや、別になんもないですよぉ、あっはは」
その笑みはなんの笑みなの平次君。
その、顔は、何を見る顔なの。
ねぇ。
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さち - おもしろくて続きが気になります。よろしくお願いします。 (2019年4月6日 16時) (レス) id: a3a6f8d111 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - はなさん» はじめまして!ありがとうございます(/ω\)私生活に落ち着きがもう少しでできるので、がんばって、更新します! (2019年3月15日 12時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - はじめまして!一気に全部読んでしまいました!とてもドストライクなお話で素敵すぎて大好きです!!更新とても大変なことだとは思いますがこれからも応援しています♪ (2019年3月15日 12時) (レス) id: 43ab538aea (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - れさん» ありがとうございますっ!近いうちに更新させていただきます!頑張ります! (2019年2月12日 20時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
れ - 全部一気にみちゃいましたら!凄いおもしろいです!待ってます、つぎの更新! (2019年1月20日 19時) (レス) id: de813ae323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時:2018年9月8日 14時