156億 ページ17
Aside
「キッド!!なんでお前が!」
「おいおい、Aさん聞いてないぜ…逃げるの手伝ってくれるんじゃなかったのかよ…」
「Aさんは勝手に何言っちゃってるの!?」
「あっはは」
さっきと打って変わってなんだこの状況、二人から攻められてわちゃわちゃしてる。
変な状況だ…。
「コナン君!私貴方の言う通り今から用事まだあるから!早く帰って!」
「でもキッドが!」
「…また、ポアロで奢るから」
「っAさん!!」
ついて来てキッド、と私はキッドの手を引き、警察がいない穴場の方向へ向かう。
別れる際、キッドはまた訳を聞かせてもらいますからね、っと私の手の甲にキスを落とし白いパラグライダーで去って行った。
その後キッドのおかげでサラッとテロ組織を捕まえられたんだけど、私が一人行動したって上にバレてめちゃくちゃ怒られ、この年とこのキャリアになって反省文三枚書かされた。
そしてさらにたまった書類整理をやらせれて、本当にやめてやろうかと本気で思った。
そんな終わらぬ仕事の上、また厄介な問題がやってきた。
「あれ、風見さんどうし…降谷」
「俺の前で、ちゃんと、説明しろ」
ううっと疲れ切った顔をしている風見さんと、なんとも不機嫌な降谷。
降谷にこっちこいと呼び出され、私は風見さんと一緒に休憩室へと連れていかれた。
「さっき、風見から聞いた。お前何風見まで使っているんだ」
「結局マジで聞いたの?引くわぁ」
ふっと嘲笑うかのように言うと、降谷の眉がぴくっと動いた。
降谷が何を聞いたのは、すぐにわかった。
風見さんと私が付き合っているかどうかのことだろう。
「と、栃木さんそれ以上は…」
「風見さん、ホントごめんね…巻き込んで。また何か外の人達から言われたら私がフラれたってことにしますから」
「いやいやいや俺がフラれたってことにしてください、お願いします」
「えー」
わかりました、と何故フラれたことにしてほしいかわからないが、私は了承する。
彼なりになにか考えがあってのことだろう。
「で?降谷は何の用?まさかこれだけ?」
「…」
「栃木さんっ!待ってくださいもう何も言わないでください、もう、ほんとに…」
「え…風見さんがそんなに言うなら…」
私は首を傾げ、降谷はまたピクリと眉をあげる。
…この状況何なんなのか誰か説明して頭追いつかない。
.
4125人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さち - おもしろくて続きが気になります。よろしくお願いします。 (2019年4月6日 16時) (レス) id: a3a6f8d111 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - はなさん» はじめまして!ありがとうございます(/ω\)私生活に落ち着きがもう少しでできるので、がんばって、更新します! (2019年3月15日 12時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - はじめまして!一気に全部読んでしまいました!とてもドストライクなお話で素敵すぎて大好きです!!更新とても大変なことだとは思いますがこれからも応援しています♪ (2019年3月15日 12時) (レス) id: 43ab538aea (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - れさん» ありがとうございますっ!近いうちに更新させていただきます!頑張ります! (2019年2月12日 20時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
れ - 全部一気にみちゃいましたら!凄いおもしろいです!待ってます、つぎの更新! (2019年1月20日 19時) (レス) id: de813ae323 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時:2018年9月8日 14時