160Q ページ21
Aside
「って…え?…片面でやるの?」
涼太に案内されて、体育館についたのはいいが、用意されていた試合コートは体育館の反面だけだった。
…涼太はなめていなくても、そちらの監督さんが俺らをなめていたらこうなるか。
相田監督は海常の監督…武内監督の態度に、今にでも爆発しそう。
…まぁ、気持ちは痛い程わかる。しかも、涼太は出さないつもりなんだって。
あはは、面白い監督さんだなぁ。
「大丈夫、ベンチには俺入ってるから!あの人ぎゃふんと言わせてくれればオレ、出してもらえるし!俺がワガママ言ってもいいスけど…。
オレを引きずりだすこともできないようじゃ、
ちょっと調子乗りすぎじゃないかな?と思いポキッと手を鳴らすと、涼太はビクッと肩を揺らし、俺の方を見てどうどう、となだめてくる。
…ふーん、そんなに調子に乗ってるんだ。なおさら勝たなきゃねぇ。
「アップはしといてください。出番待つとかないんで。」
「あの…スミマセン調整とかそーゆーのはちょっとムリかと…。」
「なんだと?」
「そんなヨユーはすぐなくなると思いますよ。」
監督と黒子の言葉に乗せて、俺もにこっと笑顔を向けておく。
俺はスターティングメンバーではない、まぁ後半に温存みたいな。
「それではこれから、誠凛高校対海常高校の練習試合を始めます。」
俺はベンチに座り、とりあえず相手さんの人達の様子を見る。
やはり強豪校、全員が全員強そうだ。
監督の顔も何だか険しいし、それほど鍛えられているんだろうな。
…あとやっぱり笠松さんはカッコいいと思う。
月刊バスケットボールにも載るほどのPGだし、改めて彼と戦えると思うととても嬉しく思える。
そしてここでも黒子は影の薄さに驚かれていた。
「っし、んじゃまず一本!きっちり行くぞ!」
ジャンプボールは海常の笠松さんの手に渡った。
しかしすぐに黒子がはじき、味方にわたる。
笠松さんはなっに〜!?と凄く良いリアクションをしてくれて、なんだか嬉しかった。
その後、火神にボールが渡り、勢いよくダンクをきめ、ゴールシュートは崩壊。
そう、崩壊。
さて、いくらするんだろうなぁゴールシュート。
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京香 - 面白いです (3月15日 18時) (レス) @page3 id: 5d3db323b9 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - 沙也加さん» た、確かに!?長崎君の顔の広さを表現したすぎてうっかりしてました…ありがとうございます!!これは気になる!!お恥ずかしい! (2021年12月27日 0時) (レス) id: 3277e9d770 (このIDを非表示/違反報告)
沙也加(プロフ) - 169Qで「仲の良いラグビー部の二つ上の先輩を見つけた」という言葉なのですが、誠凛高校は、創立2年なので、2年生までしかいません。細かくてすみません。気になってしまって(^_^;) (2021年12月26日 22時) (レス) @page30 id: 20667333f4 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 141話の「心臓が死にそう」は「心臓が止まりそう」では? (2019年2月15日 10時) (レス) id: 9dc9d79e7e (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - はなにゃーさん» え、そんなこと言われたら嬉しすぎますよっ!?ありがとうございます、これからも頑張らせていただきます!! (2018年10月28日 20時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時:2018年8月3日 13時